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テキストマガジン「狂犬の本音」

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2021年9月の記事一覧

教科書の読めない大人たち〜ワークしないワークショップを防ぐために必要な基礎力理解〜

地域において話が噛み合わない、議論が成立しないということは多々ありますよね。日本のよくないこととして、以心伝心といったように言わずとも伝わるはずだ、伝わらないなんてことはない、なんて思い込みをしていたり、はたまた大人なんだからこの程度のことは分かって当たり前、というスタンスで臨むことがあると思います。 しかしながら、その前提として、大人なんだからこのくらいの文章は読めるだろ、この程度の数字の計算は当たり前にできるだろ、というのは相当な間違いなのです。このあたりの日本の実情を

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発展する地域と衰退する地域を分ける「寛容性」

さて、センシュアスシティレポートなど毎度話題を振りまく、LIFULL HOME'S総研のレポートですが、今年のテーマは「地方創生のファクターX」です。 地方創生論では稼ぐ力、経済力などの話を私もしていますが、その基盤としてある、つまりは経済力をつける上では良い人材が集まったり、よい取引先との関係が構築できていたりする、広いバリューチェーン全体をみた「地域力」が求められます。そのファクターXを探ろうというのが今回のテーマになっています。 で、その中でも仮説検証対象となったの

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上天草2021/9/20三連休の様子

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目からうろこが落ちても意味はない。

地域において様々な議論をする中で感じるのは、本を読む人と読まない人の決定的な差、そして本を読んで終わりか、読んでその先があるか、という2段階での差です。 以下、先日発信されて多くの方も共感されている記事ですが、私も様々なところでお話をしたり、議論する時に「目からうろこが落ちました」みたいなことを言われる方にたびたび出くわすのですが、まぁそれだけでは全くなにの意味もないんですよね。なんかそういうこといっときゃいいという感がにじみ出るところです。。。 重要なのは他者から話をき

年に一度のAppleまつりと仕事まわり計画

キノネットでもご存知の通り、木下は無類のガジェット好きです。高校時代から当時のVAIOC-1を授業に持ち込んで、PHSで接続したりしていたので常にネットに繋がる環境については貪欲に求め続けている20年。人生の半分はネットに繋がっている感じです。笑 さて、スティーブ・ジョブズが亡くなってイベント感は低下していますが、とはいえこの施設のappleの新製品、特にiphoneの発表は毎年期待しています。同時に今やスマホは日常的に一番使う仕事道具でもありますしね。 昨晩のApple

始まった東アジアの総人口オーナス時代の到来

日本は少子高齢化、人口減少などがいち早く進展とした「課題先進国」なんていい方を長らくされてきました。実際にシュリンキングシティ(縮小都市問題)とかについての研究はヨーロッパとかではやはり産業革命後の発展と衰退を経験している都市群がたくさんあるので、結構熱心になされていてLSEの調査チームが北九州市でやっていたリノベーションプロジェクトなどをみに視察にきてくれたりしたこともあります。 これまでは日本は少子高齢化、人口減少だけど、周辺国である中国、台湾、韓国とかはむしろ人口ボー

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柳井さん化する新浪さん。

さて、サントリーにいらっしゃる新浪さんの発言が波紋を呼んでいますね。 定年という言い方をしたのがよくなったと釈明メッセージをあげていらっしゃいますが、こういうご時世に多くの組織勤務者の気持を逆なでしたことは間違いないでしょう。過去30年給与も上がらず、手取りは下がり、その中で老後もどうするかなんてシャビーな話が出て消費が冷え込みまくっている日本経済の問題に対して出すのが、さらに景気を悪化させるようなメッセージで伝わってしまったわけですから。 なによりこれがサントリーが採用

【1日1学】成功事例の水平展開、横展開政策が失敗する構造

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非同期型スキルの養成方法

リモートワークなども含めてオンラインでの仕事が増加する中、その強みが発揮されるのは「非同期型」のオンラインツールの活用です。 昨日概略についてはVoicyでも語ったのですが、こちらではより掘り下げて、非同期型スキルの養成方法について考えたいです。特にこのような仕事方法については、地元にいない人にもプロジェクトに協力してもらうなどの幅広いリソース活用には不可欠で、地方ほど必要になっています。 noteでも過去にワークスタイルとしての重要性について指摘していますが、結局未だに

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チームを基礎としたマネジメント人材開発不足が成否をわける

先日、フォロワーシップの大切さについて触れました。皆で潰しあってると誰もリーダーにもならんし、せっかくのリーダーのいいプランもいいフォロワーなしに地域や社会に広がることはないのですよね。 さて、そんなことをもとに、地域でのプロジェクト実践をするメンバーによるラボ・LDLで先日話をしてる中で皆で話していたんですね。 日本の教育において、人を率いるリーダーシップ、何かリーダーを支えるフォロワーシップ、そしてその全体を見通せるマネジメント、というあたりの経験則が意識的に養成され

リーダーシップ以上に多くの人に問われるフォロワーシップ〜出る杭は外へ出ていく時代に地域で意識すべきこと〜

世の中においてリーダーシップの大切さは語られますし、私もとても大切だと思っていますが、誰もがリーダーになって活躍するわけではありません。そして別にリーダーでなくても、というよりは、リーダーではないからこそ活躍できるというポジションもあり、何事も適材適所でもあります。やはり支える人たちがいるからこそ、リーダーは活きるのは言うまでもありません。 で、そのようなリーダーシップと対比して語られるのは「フォロワーシップ」です。支える人のスタンス、その姿勢によってリーダーは活躍もできる

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無理はするな、無駄はしろ

Voicyでも配信したのですが、地域事業における無理と無駄についてもう少し掘り下げておきたいと思います。実際に現場で頑張っていると、あれこれストレスをかけてどんどん無理を重ねた結果、どこかで体を壊す、心を壊すということが少なくありません。本当にこれは気をつけたほうがいいです。私も20年近くこの仕事をしていることもあり、これまでも多数の体を壊す人、心を壊す人をみてきました。 体は資本、これを壊してしまうと仕事どころでも、遊びどころでもなくなりますし、地域をより良くしていくこと