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テキストマガジン「狂犬の本音」

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2020年9月の記事一覧

福岡、佐賀の名サウナを巡る〜サウナリニューアルが地域の温浴施設、ホテルを変える経営インパクトと文化歴史を活かす新たな切り口〜

今月、福岡、佐賀で今注目されているサウナをめぐりまして、それらの感想とともに、「サウナリニューアル」というのが地域の温浴施設やホテルの経営をがらりと変えるというのが分かりました。もともとポイントさえ抑えればROIの高い投資であるというのは、このコラムでも度々触れてきていますが、その集客ロジックなども改めてわかったので整理したいと思います。 まずは回ったサウナをベースにして解説を。有名どこばかりですので、少し私なりの経営的な視点で整理したいと思います。 ○ 福岡編 ウェルビ

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テレワーク移住支援制度は機能するか〜「移住したら300万」というメッセージが先行する落とし穴〜

テレワークで地方移住に補助をつけるというお話が出てきています。 まだ詳細はクリアになっていませんが、以下の従来の地方移住、就職・起業支援制度の拡張版と理解するのが自然かと思います。地方創生推進交付金での支援ということで、50%国費で残りを自治体側が負担するという従来同様のスキームかなとおもうので、適応される地域は国だけでなく、自治体側も予算措置が行われるところと理解しなくてはなりません。 しかし、これまでもこれら支援制度はあるわけですが、それほど効果的に機能しているのかと

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これからの時代に求められるのは、「所属支配」からの離脱〜個の時代を生きる上で大切にすること〜

先日、レオスの藤野さんが以下のようなコラムを投稿されていて、結構私としても考えさせられるところでもありました。でもって、これは何か地域で挑戦する時にも試されるところで、キーワードは「所属支配」ということだと思っています。 以前、藤野さんのコラムで書いた、3つのブロックを乗り越えて働いていくことの大切さに通じる内容でもあると思っています。 所属支配ってのは、結局個々人がどうか、ではなく、組織とか群れで物事を判断するということですね。肩書とかで人を判断するのと同じですが、そん

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10/1よりスタート。第四期狂犬ゼミナールの事前動画解説!!

さていよいよ、10/1木曜にスタートする第四期狂犬ゼミナール、いよいよ参加者も開始前で40名を超えてきまして、熱いある方々との議論が楽しみになってきております。 それぞれ3人のゲストのお話と共に、どのような進め方をするかなどを簡単に動画にまとめましたので、ご覧いただければと思います。リアルタイムで参加できなくても、動画アーカイブでの追っかけ学習も可能ですので、さらなるご参加お待ちしております。 ○ 過去の復習これまでの狂犬ゼミについては以下で個別に、もしくはまとめて追っか

なぜ「まずい特産品」はできるのか。

世羅町の第三セクターが運営している「せらワイナリー」のワインがなかなか売れない理由として、「まずいから」という発言をしたことで辞職勧告まで決議されたということで話題になっています。 せらワイナリーのワインはこれから飲むことにしていますので、本当にまずいのかどうか、は私としての判断は留保しますが、まずい、とか、まずくない、というのは主観もありますので、誰かにとって不味いものも、誰かにとってはうまかったり、その逆もまた然りでございます。 ただ、財務状況などから察するに売れて売

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9/24開催、オンラインプロジェクトラボ〜現在進捗するプロジェクト紹介〜

オンラインプロジェクトラボであるLocal Driven Labsを皆で進めておりますが、今月は明日24日夜8時より開催予定です。ぜひ地域での事業にトライした方などOJTで学ぶアソシエイトからお入りください。以下からジョイン可能!!! さて、今回はAIAの理事でもある、元丸亀町商店街専務理事で、今はフィリピンと日本を股にかけて地域プロジェクトなども推進する熊さんもスペシャルアドバイザーとして参加してもらいます。毎月スペシャルアドバイザーに参加してもらいながら、進捗を図ります

大阪再開発エリアの際のレトロ商店街・中津商店街を訪問。大阪が変わり始めているのは、キラキラビル群ではなく、このような家賃断層帯なのだ。

日曜に毎日放送・newspicksの共同企画番組の収録もあり大阪に行く予定だったのですが、土曜日も予定があいたので前入りで大阪にきました。 といったら、ちょうど中津商店街に住む建築家で、都市経営プロフェッショナルスクールのOGでもある岸上さんが月イチ屋台をやっているということで突撃訪問してきました。 中津の商店街は、いわゆる梅田北ヤードの大再開発エリアのすぐ横に位置しているものの、古き良き時代の雰囲気がのこる、時計が止まったかのようなエリアなのです。 それでは動画も含め

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政府に陳情では再生しない。自分の頭で考え、行動する都市/地域経営を実践する人材が鍵【4】

さて、昨日こんな記事が出ていました。観光振興、農業振興について、新政権に注文、といった具合です。ま、こういう声もあるのでしょうが、こういう陳情して政府にどうにかしてもらう、みたいな姿勢こそ、地方衰退の原因なのです。 そもそも地方が発展していた時代は、地方が金を払って政府関係機関を誘致したり、自分たちで投資をして教育機関を設立したり地方の方々がしていたのです。福岡市が地方最強の都市になった理由でも書きましたが、九州帝国大学は財界人の資金を大きく集めて、長崎、熊本に競り勝って誘

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北海道余市町で新たな事業が始まります。テロワールツーリズムの可能性にトライ。

昨年、外務省から天塩町にいくという意外な地方創生人事プログラムを実践していた 齊藤 啓輔 (Keisuke Saito) さんが余市町の町長になったということでお祝い兼ねて札幌いくついでといったらなんですがお邪魔して勉強会を開催。 そこで知り合った地元の同世代と熱く語らったところからプロジェクトはスタートしたのであります。 余市は今、ウイスキーだけでなく、素晴らしいワイナリーが集積することでも有名です。そもそも北海道ワイン用葡萄の生産の多くがこの余市・仁木というエリアで行

地方の敵は東京なのか?! それとも地方の敵は地方か。withコロナで生まれた変化は何をもたらすのか。

これまでのような通勤し働く、といったことが多くの企業でも再検討がなされ、通勤する日もあるが、在宅ワークも基本的に業務に組み込んでいくというスタイルが積極的に定着してきています。 これはここ数年の働き方改革でも進められてきましたが、今年は一気に進んでいます。労務管理面での問題なども議論されていましたが、経団連会長のお膝元である日立製作所でも以下のようなスタイルを打ち出しています。 大手企業のこうした取り組みの流れを作ったのは、中西宏明経団連会長の出身母体である日立製作所だ。

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決して外の人に変革を求める人になってはいけない。

狂犬とか色々と言われている前評判の悪さもありましてw ときに、「うちの組織にガツンといってください」とか「私がいっても聞かないのでお灸を」といったような、まるで私が喪黒福造のようなご相談をいただくこともあるのです。 様々な実践をされている方の元にも、何かそのような「ぜひともお願いします」というようなご相談は少なからずあるのではないかなと思います。 が、そのようなお願いをしてくる人の多くは、これといった覚悟もなく、都合よく外の人に変革してもらい、地元や組織内での問題などの矢

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【募集開始】第4期狂犬ゼミナール開催。少人口高付加価値が地域持続性のあり方を変える。定期購読者特典あり。

いよいよ募集開始!! 累計250名以上が参加しているオンライン型でお送りする、今年の狂犬ゼミの最新版。今回は、少人口高付加価値という地方の生き残りの決定的方法を日本で挑戦する3つのプロジェクトの仕掛け人をお招きします!! こゆ財団の 齋藤 潤一 (Junichi Saito) さん、ワインツーリズム 大木 貴之 (Takayuki Oki) さん、 ブルーチーズドリーマー 伊勢 昇平 (Shouhei Ise) さん。めちゃくちゃおもしろい地に足のついた、だけどそれだけでな

【狂犬ラジオ】菅政権でふるさと納税、観光立国などはどうなるのか。20200915

メンバーシップに加入すると全編(15:31)を視聴することができます。

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歴史に学べば分かる、過疎地支援では東京一極集中は解決しない理由【3】

過疎地支援はもちろんあってよいのですが、東京一極集中の是正策というのはあまりに無理筋なのですよね。。。 過疎地支援はあくまで国内の地域で決定的な住民生活への破綻をきたすようなことがないように支援するということは、一定あってよいと私も思います。が、これまでも何十年も支援を続けて今日に至っているわけで、それをいきなり東京と対抗することまで求める論理で推進するのには無理があります。 あくまでソフトランディングと、農林水産業を中心とした活路を見出すという自立への道筋の話が必要なの

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