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自分の心って怪物とどうやったらうまく付き合っていけるのだろうか?

生きていると、いろいろと苦しくなったり、悲しくなったり、寂しくなったりって、辛くなることが多い。逆に、嬉しくてハッピーで、体も心もピョンピョンと飛び跳ねてしまうこともある。

辛いことも、ハッピーなことも、結局は全て心が感じることだ。それで、心っていうのは、脳から放出される脳内伝達物質で制御されているらしい。悲しいときや辛いときにはストレスを感じる物質が、ハッピーなときにはハッピーを感じる物質が、脳内に放出されているという。

だから、精神科や心療内科に行くと、辛い気分を抑えるために、不安を抑える薬とかが処方されるようだ。物質が感情を制御できるのなら、薬である程度コントロールできるだろう、ってことだろう。

私も、かなり前に薬にお世話になったことがあった。うつ病まではいかなかったようだけど、一歩手前のうつ状態になってしまい、不安感を抑える薬が処方されていた。でも、効いているのかどうかは正直実感がなかった。

なんだろう?薬を飲んで不安感やうつ状態は軽減されたかもしれない。それでも、心の底に横たわっている虚しさ、虚無感はどうしようもなく拭えない。

向精神薬では解決できない、存在の底から沸き上がってくるような虚しさ。それを解決しようとして、人によっては勝手に薬の量を増やしたり、お酒や性的な行動に走ったりするのだろうけど、きっとそれでも本当の意味での解決はできないのだろう。

自分自身の身体と心であるはずなのに、脳の動きも、脳の動きの結果として現れる心のありようも、自分自身で制御することができない、この私という存在。

若い頃ほどは激しく揺さぶられることもないけれども、それでも未だに自分自身で制御することが難しいと感じることはよくある。

自分の中にいる、心という怪物と、これから死ぬまでどうやって付き合っていったらいいのか、それがある意味、生きる意味なのかもしれないね。

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