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2024年東海地区の桜を見に行く②愛知県美術館


名古屋の美術館には名古屋市立美術館、(今は亡き)ボストン美術館、メナード美術館と少なからず訪れているが、県立美術館はまったくスルーしていた。事前のチェックで心惹かれる企画展が何もなかったからだ。

そもそもここの宣伝を見たことがない。来てもらいたい感がないのよね。ところがあちこちの展覧会で「愛知県美術館所蔵作品」をちょくちょく見かけ、どうも常設展で見るべきものがあるようだ。満を持していざ征伐したのが昨年。なかなかの品揃えだなと思った。だいだいの作品は撮影も可能だしじっくり楽しめますよ。

最近こんなことも

愛知県美術館2023年

(注)ここからしばらくは昨年2023年4月の訪問記(途中まで書いて放ったらかしだったがもったいないからドッキングさせる):

桜咲いてた🌸

地下鉄栄駅が最寄り。県の複合ビルの一角にあるようだ。来る前にGoogleマップで確認したところずいぶんでかい建物だなと思っていたよ。

愛知県美術館は愛知文化センターの中にある。

どうでもいいけどここは「愛知県美術館」であって愛知県「立」美術館ではないのね。んじゃ県立ではなくたまたま愛知県にあるんだよ的な?と思ったが事業主体はやはり愛知県のようだ。なんかこだわりがあるんだろうか。

それはともかく、実際に行ってみてもまったくホームページのイメージ通り。寄ってらっしゃい見てらっしゃい感がまったくなく、ほとんど市役所のノリだ。まあいいんだけどさ。

今日は常設展のみで500円。写真撮影も基本いいみたい。さっそく入口前で目に付いたのがこの曲がったデカい木の幹。

つ?

なんだこりゃ?ほんものの木?どうやって作ったの? 受付のおねえさんに聞いてみたがなんか制作者の意向で秘密らしい。じゃあいいよもう聞かないケチ!

作者はもう亡くなっておられるようで、後継者もない。製法も謎。技術の伝承がががとか最近言われるけど多くの職人さんは伝えていく気がそもそもないのよね。そういう世界があってもいいとは思うが。

《青い肩かけの女》1902年

西洋古典画のコレクションはたしかに充実していた。ピカソ! 青の時代だね。大傑作とは思えんが貴重な一枚だろうな。ところでこれ青ってことでいいのかな。濃い緑だよね。

ポール・デルヴォー《こだま(あるいは「街路の神秘」)》1943年

夢にデルヴォーのコピーが懐かしいおっぱい星人。


屋上みたいなところにも出れてそこも彫刻などがある。

🖐すと〜っぷ?🖐

この女性像、拡大するとかなりエッチです(ぜったいするなよっ!)

美術館出た後周りをちょっと見学。

名古屋タワー?(とは呼ばれてないだろな)
なんか宇宙船みたいな人口池?
上はこんなんなってる

⏲️⏲️⏲️

愛知県美術館2024年

ここから時間を2024年に戻す。

2023年時にはなかったと思うんだが、撮影可能でもまた例の「SNS禁止」マークが付いているものがありややこしい。気を付けて記事にしないと(しかしどういう意味なんだろね?)

このモディリアーニはOKなんだね


銅経筒

お経を埋めちゃうのかよ? 究極の積読か? と思ったら末法思想でこの世が滅びるから伝えるために保管するタイムカプセル的なやつなのか。でも世界が滅びたら伝承もなにもないのでは? また別の宇宙が不死鳥のように蘇るのかな。


《BOY》名知聡子 2009年

ご自分の顔を男子生徒に模して制作したという。なんか不思議なセンスだね。

もうひとつ目に付いたのは、バーバラ・ナニングさんという方の「テラ」。絵ではなく赤っぽいオレンジ色した浅い植木鉢かサラダボウルみたいな陶器の作品。その砂の器みたいな質感と円盤みたいなフォルムが渋い。インドのアニッシュ・カプーアさんっぽくも感じた。撮影はOKだが、SNS投稿は不可とのことなので文字でしか紹介できない残念。「バーバラ・ナニング」で画像検索すると出てくるかも。

次の場所へ移動の前にスタバでアイストールラテ飲んで一休み。

冷たい飲み物はプラ容器だったはず。紙コップで紙ストローだし、「フタ無しでよろしいですか?」も環境意識かな。
だがやっぱり紙のストローはマズい🥤


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