第223話 卒業
今日は、娘の卒業式。
娘は、今日、無事9年間の義務教育を終えた。
コロナのせいか、静かな卒業式。
いつもは号泣する私も、式をずっーと冷静に見続けた。
途中、我慢したけど、少し泣いた(笑)
思えば、幼稚園の卒園式、小学校の卒業式、涙が溢れ出た。
それまでの、娘の成長を思い出し、嬉しさと少しの寂しさで、涙がこみ上げだ。
今日の卒業式は、少し違った。
義務教育を終え、これからは、自分の選択で人生を進んでいかなければいけない。
娘の自己責任だ。
ここまで立派に育ってくれたことへの感謝と、これからの娘を思う。
感傷に浸ることはなかった。
これからの長い人生のことを思うと、意外と冷静だった。
私にとって、娘は、大好きでとても大事だ。
私の人生で1番大切なもの。
いつも心配で、気にかけている。
私は色々事情のある家庭に育ったので、一人娘は本当にかわいいし、大事だ。
娘の幸せが、私の何よりの願いだ。
でも、これからは、彼女自身が選択する人生だ。
もちろん成人まてサポートするし、娘なので、一生見守る。
でもこれからは、彼女が人生を選択していかなければいけない。
私の手の届かない未来は、彼女自身が作っていかなければいけない。
少し荷が重いかもしれないが。
あいにくの雨の中。
卒業式後、友人たちと笑顔で写真を撮影する娘は、少し大人に見えた。
一緒に写真を撮りたかったけど、我慢した。
娘の成長も大事だけど、父親としての私も、少し成長しないといけない。
娘の未来を期待するばかりに、娘の自主性や人生の選択を妨げてはいけない。
色々、ごねごね書いたけど。
娘へ。
大変な1年だったけど、素晴らしい中学生活でした。
春からは高校生。
自分のおもうままに、思いっきり自分の人生を生きてください。
今日は、卒業おめでとう。
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