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障害者雇用代行ビジネスって何が問題なの?

少し前から
障害者雇用代行ビジネスが
問題になっていますね。

厚生労働省は
「必ずしも否定されるものではない」
という見解のようですが。

最近のニュースでは
代行ビジネス業者が23社あり、
利用している企業も1000社以上、
そこで働いている障害者が
6500人以上いるとのことでした。

代行ビジネスを
批判している側の意見としては、
障害者にほぼ仕事をさせないで
暇つぶしのような
放置状態になっているとか、
農業とは名ばかりで
軽作業的なことしかしていないとか
作った農作物も市場には出ていない、
そしてそもそも
障害者雇用の仕事を作り出すべき企業が
責任を放棄し、
代行ビジネス業者に丸投げしている、
などが主張されています。

ですが、
障害当事者や
親御さんなどからは、
それでもお給料がもらえて
ある程度仕事ができて
ありがたいという意見も
あるようです。

私自身、
確かにこの問題に関して
企業が障害者の仕事を生み出すことを
放棄していることは
良くないとは思います。

ですが、
代行ビジネスそのものが
絶対悪とは
思いません。

そもそもが
障害者雇用システム全体が
制度疲労を起こしているのであって、
代行ビジネスだけを取り上げて
集中砲火のようにしても
意味はないと感じます。

法定雇用率も
どんどん上がりますし、
厚労省は
補助金制度や
様々な制度を生み出してはいますが、
どうも小手先感が否めません。

法定雇用率を
日本の障害者全体の割合である
8%程度まで上げたいのでしょうか?

そこに意味はないと
思います。

数だけを競っても
仕方ありません。

正に、
代行ビジネス利用も
増えるでしょう。

それよりも
障害者雇用というか、
「障害者が働く」という
ことに関して
社会の受け入れ体制・制度が
整っていない、
偏見が多いということが
問題です。

その根本問題を
変えない限り、
本当の解決にはならないでしょう。

もちろん努力している企業や
頑張って奮闘している障害者の方は
素晴らしいと思いますが、
障害当事者も企業も
そして担当者の方なども
誰も幸せになっていないケースが多いのが、
現状のシステムなのです。

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