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ものを言う

土曜日は現場をまわりました。工場で元気のいいあいさつをする社員と会うと、気持ちが良いものです。昨日は久しぶりに、社員の方から話しかけてきてくれたのが、とても嬉しく感じられました。

僕が柔道を習った川瀬先生は、いつも「(人に会ったら)ものを言え」というのが、口ぐせでした。今の若い人は、人に会ってもほとんど話をしません。スマホ世代だから、日本人は「相手の気持ちは推してはかるべし」というのでしょうか。しかし実際には黙っている人ほど、気持ちの悪いものはありません。

一時期よりはマスク姿が減ったとはいえ、それでも工場やオフィスですれ違っても、会釈をするか、小声で挨拶をする程度で、何もものを言わない人が多い気がします。

先生の「ものを言う」というのは、単に「あいさつ」をしろということではなかったように思います。「雑談」や「会話」といったようなもの、会社であれば、「報告・連絡・相談」いわゆる「ホウレンソウ」をもっとしっかりしろという教えだったように思います。

たとえば柔道場では毎日いろんなことが起きます。どういう人が道場に来て、どういうことがあったのか。ゲガ人はなかったのか。道場を運営する責任者である先生からしてみれば、心配事はたくさんあるはずです。

それは会社でも同じことです。上司や先輩、同僚に毎日きちんとホウレンソウをすることは、社会人として、最も基本的なことのように思います。

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