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男2人×女1人の日常。部屋の香りは上書きできない

私の一人暮らしの部屋には、私の他に、二人の人間の形跡がある。

ちょこちょこ記事にしている、
「男2人×女1人の日常」に出てくるこの男2人の部分の事だ。

詳しくは「男2人×女1人の日常」に書いているから割愛するけれど、簡単に言うと、公認で彼氏(?)が二人いる。

なぜこんな事になってしまったのか?
どう考えても、原因は私にある。私の毒牙にかかってしまった二人に幸あれと心から願うが、二人とも原因である私にそんな事を思って欲しくないだろうから、こっそり願う事にする。

そしてなんと、この謎な関係が5年目に突入しているのだから、諸悪の根源である私からしても驚きを隠せない。

基本的に、家に泊まったり、家で遊ぶとなると、私の家になる。
女性なら理解してくれると思うけれど、女性が移動するとなると色々と準備が面倒だ。
こういう時、彼氏が一人であれば、「彼氏の家に私物置いておこう~♪」となるだろうけれど、2人いる場合はそれぞれの家用に2セット準備しなくてはならない。
スキンケア品・化粧品・下着等を全て2セット準備しておくなんて、どれだけお金がかかると思っているのか。
なぜこんなに女性が可愛くありたい気持ちはお金がかかるのか・・・と泣きたくなってはみたものの、そもそも通常、彼氏は一人なのだから、やっぱり原因は私である。

そういうわけで、私の家には家主の私以外に2人の男の痕跡が常に見え隠れする。
一応、二人が私の家に私物を置けるようにそれぞれの荷物入れる引き出しは準備しているけれど完全ではない。
例えば食器。公認ではあるけれど、二人共嫉妬しやすいから、箸は2セットずつデザイン・色違いを準備している。
歯ブラシ立ては、4穴空いている物を使っていて、そのうち私の物と、二人の物が2つ、合計3つあり、彼らの歯ブラシが隣り合わせにならないように置いている。

そういう少しの気遣いを理解してくれているのか、彼らは物については一度も言及したことがない。私も家にどちらかが来る時は、きちんと片づけをして、誰かの気配を感じさせないようにしている。

それだけ気を使っていても指摘されることがあるとすれば、匂い。
やっぱり、人間って動物なんだと思う。
自分のナワバリに、別の香りが混ざる事に敏感だ。

でも匂いって難しくて、上書きしても、元の匂いが消えない。
元々私はお香ユーザーなのでお香をよく焚いているが、焚くだけだと香りは完全に消えない。

なので私はこの暑い夏、もしくは今までの寒い冬の日でも、しばらく窓を開けっぱなしにして、換気扇をガンガンに回す時間がある。

正直、しんどい。
今みたいな気温の高い暑い夏でも、それが今までクーラーで快適温度まで冷えた部屋であっても、一度窓を開けてリセットしなければならない。

なぜこんな事になっているのか!と誰かを責めたい気持ちが時々芽生えることもあるけれど、やっぱり諸悪の根源は私なので、私は何も言えない。

早く白黒つけたらいいという事も理解しているんだけれど、どちらも好きなので、今日もせっせと空気をリセットしています。

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