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高尚だったアラブの友へ 船橋記念編

寒かったなあー
あの日もさ。

大師線で港町まで行き改札を足早に駆け抜け、電車から掃き出されるかのように降りた人の群れ。一見話し掛けづらそうな初老の男性達が切符の自販機で帰りの切符を買っている。

俺はなんなんだと思いながらも不思議な感覚は、こんなところから始まったいたんだなぁーと思い返していた。

理由どしつ、先に帰りの切符を買っておかないと帰れなくなるから。普通の人間なら何に言ってんの?って感じになるだろうけど、ここの人達にとっては凄く大事な習慣。

何故かって?

分からないアンタは正常だよ。

答えは銭金が無くなるまで馬券を買うから帰りの電車代が無くなるって事。だから、最初に帰りの汽車代は何が何でも死守しとかないといけないという、とてもシンプルで分かりやすい
自己防衛策。

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