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ポルトガルのNIF取得!(コロナ後)

2020年9月1日、コロナウイルス蔓延中ですがリスボンに参りました。

自分は、SpanishCommunicationsという会社に委託し、ホームステイ先を先に見つけてからリスボンに来まして、到着後の翌日(9月2日)からホストファミリーとの生活を開始しました。なので、賃貸契約などは全くしてません。

居住を開始して一番最初に重要になってくるのが、
「Número de Identificación Fiscal(NIF)」
です。

外国人であれ、銀行口座開設・オンラインショッピングのID登録などなど、何をするにしてもNIFを聞かれます。なので、この番号を取得するのが居住開始の第一ステップなのです。

コロナ前の取得は簡単でした。各地にある「Finanças」というところで、必要書類を持っていき、その場で発行してもらえます。唯一の難関は、現地人の保証人が必要なこと。僕の場合はホストファミリーがいましたが、もしいない場合、マンションの管理人やら法律事務所やらの委託が必要になります。

しかーし!コロナウイルス蔓延によって、更にハードルが高くなりました苦笑
コロナ前と同じく、Finançasでの対面取得は可能なのですが。。。
アポイントメントの予約がとれない。。。号泣

ポルトガルでは、コロナウイルス対策として、公的機関の手続きは基本的にアポイントメントが必要になりました。その結果、みんながアポイントメント取得にとりかかるわけで。。。予約が1か月以上先に。。。泣

さぁ、どうしましょう。

もちろんポルトガル政府も何もしないわけではありません。2020年4月にオンライン受付を発表しました!感動。これを待っていたのだ。。。


と思ったのも束の間。全然外国人にとって便利でないのです。不便な点を上げます。

ポルトガル現地人によるオンライン申請が必須。
→ポルトガルの現地人がそれぞれ持つ税務関連の手続きページでの申請が必要で、外国人自身が申請することができません。僕は、ホストファミリーがいましたが、ホストファミリーがいない場合は何かしら手段を検討する必要があります。

②オンライン申請のために、提出書類の証明(有料)が必須。
→オンライン申請のときに提出書類をもちろん添付するわけですが、すべての書類が本紙であることを「証明」していなければならないのです(;'∀')
本紙をスキャンしただけだと本物かわからない、というのはごもっともなのですが、その本紙を証明するために、証明してくれるオフィスにいって、その人たちに証明書を作ってもらう必要があります。その費用が高い。。。僕は合計で80ユーロくらい払ってます。

書類の添付は1つしかできない
提出書類の添付機能が1つしか受け付けていないみたいです。システム的にダサい。。。なので、証明された書類をすべてつなげてスキャンしてPDFにする必要があります。大きなハードルではないですが、意外と盲点だと思うので注意です。

ちなみに、この3つのポイントをしっかりと把握するまでに、税務署へのメール問合せを5往復くらいしまして、やっと全容がつかめました。人によって話が変わるのが、公的機関あるあるですね(マニュアル作ってほしい)。

さて、3つのステップを乗り越えて申請しましたら。。。

返信が来ない号泣

こんなに高いお金払って頑張ったのに。。。

ということで、自分は、裏で仮押さえしていた税務署の予約を生かして、そこで申請してきました。リスボンの中心部に近いところに住んでいるのですが、そこの予約は取れなかったので、車で40分かけてMafraという町までいきました。

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めっちゃきれいな街なので、観光として行くのはお勧めです。税務手続きはいりません←

税務署でもひと悶着あったのですが(オンラインで申請しなさい、あなたはここに住んでいないのだから地元でしなさい、的な)、最終的には上長に確認してくれて、手続きしてくれました。。。

NIFの取得までかれこれ1か月。もう10月です。。。
オンラインを待っていたら更にかかっていたかもしれません。

ぜひこれからリスボンに住まれる方は、
①現地人で保証人になってくれる人の確保
②速攻でアポ取る
③アポがおそらく1か月以上先なので早く取りたい人は書類をそろえて100ユーロくらい用意して証明書を整え、速攻で現地保証人に申請してもらう
の3つを行っていただければと思います。

ちなみに、必要な書類は以下の通りです。
【対面の場合】
①現地保証人のIDカードまたはそれに準ずる証明書類
②自分のIDカード(パスポートなど)
日本の住所を証明する書類本紙(国際免許証、銀行残高証明書、会社から発行される在籍証明書(荒井はこれで申請)、戸籍謄本or住民票(大使館または市区町村による英語またはポルトガル語の翻訳証明必須))
【オンラインの場合】
対面の場合に追加して、以下の書類を添付
④現地保証人が自分の保証人であることを宣誓する書類
⑤自分が現地保証人を保証人として依頼することを宣誓する書類
(ホストファミリーがWordで文章を書いてくれて、それを印刷して、証明してくれるオフィスでサインして完了です。証明してくれるオフィスでサインをしてくれれば本紙になります)

NIF取得の費用について、僕は発生しなかったのですが、発生する場合もあるみたいなので、お気をつけて。参考の記事はこちら。

僕のような苦しい手続きは、本当に時間の無駄なので、この記事が少しでも参考になって、手続きをスムーズに進めていただけたらとっても嬉しいです。何か不明点あれば、いつでもNoteにコメントくださいませ。

P.S. 余談ですが、銀行口座開設に向けて、現住所証明が必要になります。賃貸契約を結んでいたらその契約書でもよいと思うのですが、僕みたいなホストファミリーに住む場合は、居住地区にあるJunta de Freguesiaというところで申請が必要になります。申請書にNIF含む必要事項を記載の上、メールで書類を提出(僕は写メって送りました)、後日発行の連絡があって、15ユーロ払って取得します。(尚、本校執筆時点では申請段階で、申請受付&書類確認の連絡があったのみです)

外国人にとって面倒になるのが、その地区にいる人の保証人が2人必要になることです!僕はホストファミリーで済んでしまいましたが、人によっては厳しい条件になりますのでお気をつけて。

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