島ノ葉の将棋【指す順第5・6期編】

 第9期指す将順位戦の組み合わせがついに発表された。私島ノ葉が指す将順位戦に参加し始めて、早いもので今季で7年目になる。二年前に投稿した前回の記事では、指す順に参加した初期の島ノ葉が指した将棋の中で、個人的に印象に残っている将棋を三つ紹介した。今回はその続きとして、第5期と第6期の島ノ葉が指した将棋の中で、個人的に印象に残っている将棋を三つ紹介したい。

①第5期指す将順位戦七回戦naokiさん戦
https://shogi.io/kifus/246221

 第五期指す将順位戦は、開幕4戦で3勝1敗と好成績を残したものの、そこから二連敗して3-3としてしまい、昇級戦戦からは一歩後退といった風情であった。しかし、残り全勝すれば昇級枠には引っかかる。そう信じて臨んだ一番であった。とにかく受けに受けて勝ちまで持っていった本局は島ノ葉の代名詞に相応しい将棋だったと思う。

②第5期指す将順位戦第八回戦錯覚トマトさん戦
https://shogi.io/kifus/246547

 どうしても対抗形に誘導したい島ノ葉とそれを阻止したい錯覚トマトさんの序盤の駆け引き、そして長い長いねじり合いが特徴的な一局。のののさんが主催したB3名局賞という企画にもノミネートされた一局である。長い将棋を強く戦うという意味では島ノ葉らしいか。

③第6期指す将順位戦第八回戦みんちぃあさん戦https://shogi.io/kifus/251046

 第六期は全体的に低調で、何を一局として選べばいいのか分からなかった。本局を選んだのは、46手目の局面を見てほしいからである。私はこの局面を完全に捌け形で良くできると思っていたが、実際には難しかった。形に拘り形に囚われるという意味では島ノ葉らしい一局だといえる。 


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