島ノ葉の将棋【指す順第3・4期編】

 私島ノ葉が指す将順位戦に参加し始めて、早いもので今季で5年目になる。ここまで長く参加することになるとは思っていなかった。多くの出会いと別れがあったように思う。というわけで、指す順に参加した初期の島ノ葉が指した将棋の中で、個人的に印象に残っている将棋を三つ紹介したいと思う。

①第3期指す将順位戦一回戦Diceさん戦

https://shogi.io/kifus/215117

 原点にして頂点とでもいうべき島ノ葉の会心譜。このころよりレートも上がったし、詰将棋も解けるようになったし、作戦の幅も広がったが、本当にこのころより強くなれているのかは分からない。この将棋よりも強い自分になるというのが今もなお私の目標であり続けている。

②第3期指す将順位戦五回戦雪風さん戦

https://shogi.io/kifus/253489

 私の良いところと悪いところが全て出た将棋で、落ち着くことの大事さを思い知った。勝ったと思ってから将棋は始まるのだ。大きなトラウマになったと同時に非常に沢山のことを教えてくれた一局。

③第4期指す将順位戦五回戦アカサビさん戦

 個人的には伝説になったと思っている死闘。第四期一の名局だと自負している。アカサビさんとは次指すときは300手を目指しますと話し合っているが、おそらく今期は当たるだろう。非常に楽しみである。200手2時間越えの大熱戦で、将棋に生気を吸われるというのを実感できてとてもよかった。余談だが、本局の終盤に詰みを逃して入玉された時、一瞬頭が真っ白になった。だが、雪風戦を思い出せ、考えるのをやめてはいけない、と自分を鼓舞してなんとか最後まで戦い抜くことができたと思っている。棋歴はつながっていくのだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?