電気をシェアする時代がこないか

電気代高騰の話題が数多く出ています。味家計が苦しい中、今年の夏も暑くなる予想があり、目に見えて電気代が高騰するのは死活問題です。

過去にこのようなことを考えたことがあります。
親の家の隣に家を建てれば、電気代をシェアすることができ、電気代をまとめることで安くすることができないのか。電気代を安くするといっても、重従量制の場合、使った分だけ電気代を請求されてしまうため、あまりうま味がありません。
そこで考えたのが、電気代使い放題のプランです。例えば、エルピオでんきのここまで定額プランSでは、契約電流40Aの場合、~320kWhまでは定額10896円+基本料金(40Aで1169.15円)で、それ以降は38.15円/kWhで使用することができます。また、東京電力のプレミアムSというプランもあり、プレミアムSは~400kWhまでは定額の13847円+基本料金(40Aで1247円)、それ以降は39.5円/kWhで使用することができます。正直、300kWh以下の月もあるため、これもあまりうま味が見出すことができませんでした。

また、話の規模が大きくなってしまいますが、遠隔地にある太陽光発電の電力を自家消費できる自己託送(振替供給)サービスなるものがあります。基本的には高圧同士の契約がメインとなっているため、工場や事務所、店舗等の場合に利用できるサービスと考えますが、基本料金1kWあたり545円、電力量料金(昼間):2.57円/kWh、高圧従量接続送電サービス(自己託送)※わかりづらいですが、遠隔地と電気を消費する供給地までの電線使用量:11.45円/kWhで計14.02円/kWhで電気を使用することができます。但し、託送先の余剰電力は売電することができず、送電量計画を出す必要がある(計画から外れるとペナルティ?)等、いくつかの条件があるため、敷居が高いものと感じます。

少し毛色が違いますが、最後はVPPと呼ばれるバーチャル(仮想)発電所です。太陽光で発電した電力や、エネファーム、V2Hも含めて蓄電池等から供給される電力をアグリゲータと呼ばれる事業者が、需要と供給をコントロールする方法です。まだ現時点では表立ってはいませんが、いずれは自分の選んだコミュニティに所属して、電力を供給したり、需給したりする時代がくるかもしれませんね。ただし、この場合でも電線を敷設した電力会社に対して、電線の使用料を支払う必要がありますので、電気を使用するために14円/kWhくらいは支払うことになると思います。300kWh使用するとしたら、4200円くらいですね。そのうち、FITも終了すると思われるので、売電しても5円/kWhとかの売電額だと考えれば、電気をシェアすることで、発電した電力を余すことなく有効利用できれば良いですね。

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