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クラウドファンディングとコミュニティ

自己紹介

皆さんこんにちは、Livefor株式会社に昨年12月にCOOとしてジョインした渡辺です。出身は福岡県ですが、千葉、アメリカ、大阪、神戸と点々としながら様々な活動をしてきました。自分自身のルーツや興味とLiveforがどうシンクして今ここにいるのか?そんなことを振り返りながらどんな未来を描いているのかをお話しできればと思います。

生きづらさが解消されない社会に、何が足りないのか

10年近く前、GAFAMのような国の経済成長を大きく支える企業に憧れを持ち、アメリカの大学へ留学しました。しかし、在学時の4年間や、新卒で働いたビッグテックの海外事業チームで過ごした4年の中で、自分は「アメリカンドリーム」の裏側を垣間見ました。経済成長を前提とした資本主義のモデルは、大きな格差などによって生活に困窮している人、生きづらさを抱えている人を日に日に増やし続けています。そういった方々を支援していく仕組みは現代の社会において必要不可欠なのに、残念ながら、資本主義の枠組みの中では見落とされがちなのが現状です

社会におけるサポートの仕組みは、「自助・互助・共助・公助」の4つの「助」に分類されることが多いです。それぞれの「助」は、上から順番に支え合いの関係を持っています。自らが自分自身のことを助ける「自助」を支えるのは、家族や友人など個人的な関係性を持つ人々が助け合う「互助」。個人間では手に負えない課題を更に支えるのは、医療、年金、保険など、制度化された相互扶助の「共助」。共助ですら支えることが難しい課題は、行政などが生活に必要な最低限の補償を行う「公助」で補います。全ての「助」が機能してこそ、誰もが生きやすい社会が成り立つのですが、現代の少子高齢化と資本主義が進む世の中では「公助」が崩壊しつつあります。そこで、「自助」「互助」「共助」による社会的なサポートが必要不可欠になりつつあります。

クラウドファンディングによる「互助」とその先へ

ここでやっとCAMPFIREの話題に触れますが、新しいお金の流れを作り、支え合いの経済圏を作るクラウドファンディングと言う視点で見るとオンラインとオフラインがうまく融合した「互助」の仕組みに近いのかなと思っています。クラウドファンディングを通じて、「互助」となるような課題の解決や価値の創出などへの挑戦をしている方々にとって、銀行からの融資や投資家からの投資とは別の形でのファイナンスの仕組みは社会的なインフラとなっています。更に、そのインフラの先の未来にあるコミュニティーは、新たな「互助」を生み出す基盤となります。

一方で、みんなで共通の課題認識を持って解決に進んでいこうという「互助」の仕組みは、しばしば多様性と反してしまうことがあります。アメリカでは、特に多様性が大切と言う社会的なムーブメントが日本よりもより強いため、みんなの向く方向をある程度合わせる必要のある地域のコミュニティーは多様性と一部逆行してしまうこともあります。日本でも自治会など、昔は当たり前のようにあった地域のコミュニティも毎年減少傾向にあり、生活に困窮する方に向けての自己責任論なども論調として増えている現在に危機感を覚えています。

そこで、社会の多様性を損なわずに、コミュニティーのメンバーがお互いを支え合うことができる技術や考え方がWeb3だと思っています。それぞれの地域に合った支え合いの経済圏と、それを守っていくコミュニティーの両立こそが、自分自身が行動していくことによって、地域の課題を解決していこう、地域に新しい価値を提供していこうと挑戦する方々がクラウドファンディングのような経済的なリソースだけではなく、周りの人をうまく巻き込んでコミュニティを簡単に形成していくことができる、そんな未来の先には様々な地域においてコミュニティー同士が重なり合い、支え合い、それぞれの人が自身のセーフスペースを確保できる社会になっていきます。個人の挑戦やスキル、経歴などアイデンティティーとなるものがしっかりと刻まれ、紐付いていくことによって、コミュニティの重なりあいの中でそれぞれの人がエンパワーメントされると信じていて、ブロックチェーン、NFTやSBTなどのWeb3がそれらを下支えしていきます。Liveforが目指す新しい時代の「互助」になると思っています。

We're Hiring!!!!

自分自身のことを振り返りLiveforになぜジョインしたのかを思い返すと重たい話が多くなってしまいました、、が、私たち自身にとってもコミュニティのサービスをゼロイチで作ること、CAMPFIREとうまく連携しながらこの仕組みをマスアダプションしていくことは非常に大きな挑戦です。

現在のメンバーがこのように働く時のイメージ、詳しいDAOの仕組みなどはすでにnoteで書いてくれているので、今日は自身の想いの話をしましたが、ぜひ下記記事も参考にしていただき、それぞれいいねしていただけると嬉しいです!

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