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自信とは、自分を信じること


近頃、自分に自信を持てないという若者が増えていると聞きます。

内閣府の調査によると、諸外国と比べて、

・自己を肯定的に捉えている者の割合が低い
・うまくいくかわからないことに対し意欲的に取り組むという意識が低く、つまらない、やる気が出ないと感じる若者が多い
・悲しい、ゆううつだと感じている者の割合が高い

といった結果がでているそう。

アンケートの回答の中身を一部抜粋すると、

「自分自身に満足している」という質問において、
満足している割合は、トップのアメリカ86.0%に比べて、日本は45.8%。

「自分には長所がある」という質問において、
満足している割合は、トップのアメリカ86.0%に比べて、日本は45.8%。

質問によっては、トップと比較し、半分近くポイントを下げているケースも存在するのです。

「もっと、自分に自信をもとう!」と言うのはカンタンだけど、ここで立ち止まって考えてみたい。
そもそも、自信ってどこから生まれるんだろう?

自信とは、「自分を信じる」と書く。

これからのことは、誰にもわからない。
何を選択するにしても、「100%成功する」確証はないし、
状況が変われば、これまで培ってきた経験や知識なんて、
一握りも生かすことができないかもしれない。

わからないこと、不確定のことばかりの世の中で、
「私ならできる」「私だから、この壁を超えられる」と思えるかどうか。

そう思える人だけが、不安や恐怖を心の端っこに押しやり、
「自分を信じる=自信を持つ」ことができるのではないか、と思うのです。

多くの成功者は「根拠のない自信を持て!」というが、
考えてみれば、将来のことなんて、
いくら優秀で経験豊富な人にもわからないのだから、
そもそも自信には、根拠なんていらないのかもしれない。

現在の日本社会は閉塞感に包まれており、それが日本人の「自己肯定感の低さ」「自信のなさ」につながっている、という意見もあります。
言いたいことはわかるけど、生まれた時代のせいで、自分に自信が持てないというのなら、それをとても悲しいことじゃないかな?と思います。
(アイデンティティが、自身よりも時代に依存するということだからね)

自分を信じないで、いったい誰のための人生なのだろう。

国が違っても、時代が変わっても、理由なんかなくても、
「自分ならできる」と思うことに、少しずつトライすること。
その小さな積み重ねが、自信につながっていく。と思うのです。

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