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日本で苦しむ外国籍の子どもたち

 外国籍や他国にルーツを持つ人たちが、この日本にはたくさん暮らしている。家族とともに日本にやって来た子どもも多いのだが学校で必要な支援を受けていなかったりする恐れもある。世界で紛争が絶えない今、隣人となった外国籍の子たちの教育の現状を知り、互いの文化を大切にしながら生きる学校づくりが求められている。


 文部科学省が日本語教育の必要な外国人児童生徒数の統計を取り始めたのは1991年で、その数は5463人だった。最新の2021年は4万7619人で、30年間に約9倍となった。国際結婚や海外育ちなどで日本語指導が必要な日本国籍の子も増え、21年は1万688人だ。


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