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ながらSDGs通信 第1回 SDGsを知ろう!

はじめに

このコーナーは、私がタウンアドバイザーを務める千葉県長生郡長柄町の広報誌に毎月連載している、SDGsに関するコラムをnoteを読んでいる皆さんにもお伝えするものです。

自己紹介

こんにちは。長柄町タウンアドバイザーを務めている千葉大学の田島翔太です。千葉大学の国際教養学部という新しい学部で、学生と一緒に地域づくりを研究しています。私は2016年から長柄町に移住し、毎日千葉大学まで通っています。町で見かけたら是非声をかけてくださいね。 
さて、千葉大学と長柄町は、2015年度に文部科学省「地(知)の拠点大学による地方創生事業(通称COC+)」を通じて、地方創生の連携協定を結びました。これまで、「大学連携型生涯活躍のまち(日本版CCRC)」をテーマに、リソルの森を拠点とした健康なまちづくりに取組んできました。また、私は長柄町に来る前は、ソーラー住宅の世界大会「ソーラー・デカスロン」に参加し、世界を転々としていました。その経験をもとに、災害時にも使える「運べるソーラー空間」を開発中で、世界に先駆けて長柄町で実現させようと日々努力しています。 
ところで最近、「SDGs(エス・ディー・ジーズ)」という言葉をよく耳にするようになりました。国際目標ということはなんとなく知っているけれども・・・という方も多いのではないでしょうか。私は、先に紹介した「ソーラー・デカスロン」をきっかけに、SDGsに深く関係する「サステナビリティ(持続可能性)」について学びました。その経験から、大学でSDGsの講義をする傍ら、自治体や企業でSDGsの講演をするようになりました。そこで、長柄町でもSDGsについて知ってもらう機会をつくろうと思い、今月から「ながらSDGs通信」というミニ講座を始めることにしました。 

SDGs (Sustainable Development Goals)

今月は、SDGsを知ります。SDGsは、英語の「Sustainable Development Goals」を略したものです。日本語では、「持続可能な開発目標」と呼びます。SDGsは、2015年の国連サミットで採択された国際目標で、2030年までに、貧困や飢餓、エネルギー、気候変動、平和的社会など、持続可能な開発のための17の目標の達成を目指しています。17の目標と聞くと難しく思われるかもしれません。しかし、SDGsは、「貧困をなくし」、「地球環境を守る」ことで、すべての人が平和と豊かさを得られる社会を目指している、という説明がされています。

では、なぜ「貧困をなくすこと」と「地球環境を守ること」が重要なのでしょうか。来月は、そのヒントとなる「持続可能な開発」の意味について考えます。

参考

国際連合広報センター、国連開発計画

掲載情報

千葉県長生郡長柄町『広報ながら』2021年10月号

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