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ながらSDGs通信 第2回 持続可能な開発とは?

はじめに

このコーナーは、私がタウンアドバイザーを務める千葉県長生郡長柄町の広報誌に毎月連載している、SDGsに関するコラムをnoteを読んでいる皆さんにもお伝えするものです。

持続可能な開発(Sustainable Development)

前回は、SDGsが17の目標からなる「持続可能な開発目標」であることを学びました。では、この「持続可能な開発」とは何を意味しているのでしょうか。
「持続可能な開発(Sustainable Development)」という言葉は、1987年の「環境と開発に関する世界委員会」が公表した報告書「Our Common Future」で取り上げられました。その定義は、「将来世代の欲求を満たしつつ、現在の世代の欲求も満足させるような開発」です。前半の「将来世代の欲求を満たしつつ」とは、「地球環境を守ること」を意味します。現代の私たちの欲求を満たすために、自然を破壊し、資源を枯渇させることがあってはなりません。そして、後半の「現在の世代の欲求も満足させる」とは、「貧困の撲滅」を意味しています。1日1.25米ドル以下で暮らす「極度に貧しい」人たちは、国際社会の協力によって確実に減ってきていますが、未だ世界には7億人ほどいると言われています。特に、新型コロナウイルスの感染拡大後、減少傾向にあった世界の貧困は、再び増加傾向になりました。

このように、SDGsは「地球環境を守ること」と「貧困を撲滅させること」が基本にあり、経済成長を認めつつも、包摂的でレジリエントな社会を築くことを求めています。

次回は、SDGsの目標が書かれている国連の採択文書「2030アジェンダ」を見ていきたいと思います。

参考

外務省「持続可能な開発」、国際連合広報センター「持続可能な開発」

掲載情報

千葉県長生郡長柄町『広報ながら』2021年11月号


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