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ながらSDGs通信[第4回]目標1.貧困をなくそう

はじめに

このコーナーは、私がタウンアドバイザーを務める千葉県長生郡長柄町の広報誌に毎月連載している、SDGsに関するコラムをnoteを読んでいる皆さんにもお伝えするものです。

目標1. 貧困をなくそう

今月からSDGsの17の目標を順に見ていきたいと思います。今月は「目標1. 貧困をなくそう」です。

SDG1 貧困をなくそう

貧困の撲滅は、国際社会の最優先課題

貧困の撲滅は、国際社会の最優先課題です。前回学んだ「2030アジェンダ」も以下の前文から始まります。

「このアジェンダは、人間、地球及び繁栄のための行動計画である。これはまた、より大きな自由における普遍的な平和の強化を追求ものでもある。我々は、極端な貧困を含む、あらゆる形態と側面の貧困を撲滅することが最大の地球規模の課題であり、持続可能な開発のための不可欠な必要条件であると認識する。」

外務省『我々の世界を変革する: 持続可能な開発のための2030アジェンダ (仮訳)』

国際社会の努力の結果、1日1.90ドル以下で生活する人々は、2000年から2015年のあいだに28パーセント減少しました。しかし、アフリカを中心に、いまだ貧困は広く残っています。貧困の削減には、食料の安全保障の強化、雇用の創出、住居や基本サービスの提供、政治への参加などが必要とされています。また、貧しい人々の大多数は農村地域に住んでおり、農業部門への積極的な投資も必要です。

食糧や農業は生きていく上で欠かせないものでありながら、私たちはその重要性を認識できているでしょうか。日本の食料自給率は横ばいで、農家人口も減り続け、多くの原料を輸入しています。日本に住む私たちも、世界の貧困について考え、自国の食糧や農業を改めて見直すべきかもしれません。

参考

国際連合広報センター「貧困をなくそう」、農林水産省「令和2年度 食料・農業・農村白書」

掲載情報

千葉県長生郡長柄町『広報ながら』2022年1月号

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