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5.その「生ごみ」ちょっと待って

皆さんこんにちは!shotaです。
今回のテーマは「生ごみ」です。

僕も小さい頃から生ごみが出た場合、まだ食べれると親に抗議していましたが、食あたりを起こしたらダメだからと渋々捨てていました。

前提として、まず日本の食品廃棄量からご説明します。



 排出量2800万トン

日本国内の食品廃棄量は年間約2800万トン、そのうち食品ロスとされる物
例えば店頭での期限切れや売れ残りの食品、食べ残しなど、食べられたはずなのに廃棄されてしまう食品は、約632万トンとなります。
これは国民一人当たりが毎日お椀一杯分の食料を捨てていることになります

                                 
 農林水産省(2017)


小売業や飲食店などで大量の食品ロスがおきているイメージがありますが、実は食品ロスの約半数に当たる約302万トン一般家庭から出ています。
家庭から食品ロスが大量に出る理由として
食料品の鮮度の定価、食料品の腐敗、賞味期限や消費期限が過ぎた、などがあります。

また家庭から出る生ごみの約2割は手付かずの食品、そのうちの1/4は賞味期限前にもかかわらず廃棄されていると言われています。

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コンポスト


「SDGs 12のゴール:つくる責任、つかう責任」にもあるように
家庭ごみの排出量を抑える取り組みの一つに
最近SNSで「1か月プラなし生活」で大バズり中のRICE MEDIA 廣瀬 智之(びと ともし)さんも紹介しているその名もLFCコンポスト

今回はこのコンポストについてわかりやすく説明します!


そもそもコンポストとは?

コンポストとは堆肥(compost)や堆肥をつくる容器(composter)のことです。家庭からでる生ごみや落ち葉、下水汚泥などの有機物を、微生物の働きを活用して発酵・分解させ、昔から伝承されてきた日本の大切な知恵のひとつです。

堆肥:「わら、落葉、野草、藻類などを積んで腐らせた自給肥料。肥料としての効果のほか土壌の肥沃度を保ち、土壌の物理化学的、微生物学的な性質を改善する土壌改良剤として有効である。」
簡単に言うと、堆肥とは有機物を微生物に分解させて、その栄養を植物が吸収しやすい状態にしたものです。

ブリタニカ国際大百科事典

日本には「もったいない」という言葉があるように、かつては人と自然が共生する循環型の生活を送っていました。稲作が発達した日本では、生ごみや糞尿などを自作で肥料(たいひ)にして、田畑へ散布していました。
しかし、都市化が進み、人口が増えて化学肥料や農薬をつかった効率性を重視した農業が普及すると、ごみは多様化し、まとめて焼却処理されるようになりました。一方、市町村でコンポスト事業が始まり、ここ20年ほどは循環型社会への取り組みとして再注目され、各地に広がっています。

家庭へのメリット
●生ごみを捨てる手間がなくなる
●生ごみを捨てるときに使うビニール袋が必要なくなる
●栄養豊富な堆肥を自作することができる
●できた堆肥は家庭菜園や花の栽培に活用できる
●堆肥でできた野菜や果物はおいしく、安心して食べられる
●ごみが減るので、ゴミ袋代を節約できる
●環境などに関心を持つきっかけになるなど、エコ活動として気軽に参加できる

地域・地球へのメリット
●ごみが減り、自治体が焼却処分するための手間や燃料、費用が減る
●ごみの焼却が減るため、処理につかう二酸化炭素の排出量が削減されてる
●堆肥を学校や農家など地域に還元することができる


生ごみから堆肥(メカニズム)

自然界には、さまざまな種類の微生物がいます。空気や土、水、私たちの体の中など、身のまわりのあらゆるところに住んでいます。土ができたり水がきれいになったり、納豆やチーズ、お酒などの食品も、微生物の働きによってできるものの一例です。
コンポスト容器の中に生ごみを入れると、有機物をエサにする微生物が分解して、その活動エネルギーで温度が上がったり下がったりします。
そのため、容器の中には四季それぞれに働くたくさんの微生物が混在し、同時に活躍することで、自然界よりもかなりスピーディに堆肥化が進みます。

自然のサイクルでは、小動物や微生物の働きによって、植物などの有機物は時間をかけて土に戻ります。1cmの土ができるためには100年かかると言われています。
田畑で野菜や果物を育てて収穫を繰り返すと、土の中の栄養素はだんだん減っていきます。土に含まれる栄養素を使うことで作物ができるためです。
人が堆肥を自作して土に加えれば、より早く効率的に土に栄養を補うことができます。
私たちが出す燃えるゴミの約4割は、生ごみが占めています。私たちが食べた作物の生ごみを家庭で堆肥にして土にかえせば、自分たちの手で「小さな循環」「リサイクルの輪」を作ることができるのです。


コンポストにはどんな種類があるの?

コンポストは7つほどありますが、今回は3つほどだけご紹介します。

設置型コンポスト

設置型コンポスト
庭の土を掘り、コンポスターの下の部分を埋めます。上にはふたがついています。生ゴミのほか、庭の落ち葉や雑草なども入れられます。いっぱいになったら2~3か月熟成させます。

ダンボールコンポスト

ダンボールコンポスト
ダンボールに資材を入れ、生ごみを投入してよくかき混ぜるだけ。最後に3週間ほど熟成させます。安価で作り方が簡単なコンポスターです。ダンボールは庭やベランダに置き、2~6か月ごとの交換が必要です。

LFCコンポスト(バッグ型)

LFCコンポスト(バッグ型)
専用バッグに基材を入れ、家庭の生ごみを投入してよくかき混ぜるだけ。虫が入りにくいファスナー仕様。コンパクトで都会のベランダでも利用可能。

もちろんコンポストは自作できるようです。中でも安価かつ簡単にできるのは、ダンボールコンポストです。ただし、悪臭や虫の発生の可能性があるようなので、リスクに気を付けて自作しましょう。


コンポストに入れて良いものと悪いもの

ご飯や麺、肉、魚、野菜など、人が食べる生ごみを入れましょう。玉ねぎの皮やニンニクの皮、卵の殻は分解するのに時間がかかります。
1日300g~500gを目安に投入してください。
※貝は入れることができません。


LFCコンポスト

LFCコンポスト

使い方:
簡単に言うと生ごみを入れて混ぜるだけ!
1日300gの生ごみを1.5~2か月間投入できます。

詳しい説明は以下の通り

  1. バッグの中にコンポスト基材を入れます。

  2. ベランダなど屋根のある屋外で、風通しのいい台の上に設置します。

  3. 生ごみの投入量は、50g〜450gが目安。生ごみが少ない方はコンポストの中心を小さくかき混ぜてしっとりさせていきます。

  4. ファスナーを閉める。

  5. 生ごみ投入とかき混ぜる作業を繰り返します。なお、生ごみ投入期間は生ごみの量によって異なります。

  6. 生ごみの投入期間終了後、3週間の熟成に入ります。熟成期間中は、堆肥がしっとりした状態を保ちます。中が乾燥してパサパサしてる時は水500mlを目安に入れて混ぜましょう。週に1〜2回全体をよく混ぜます。

LFCコンポストおすすめ理由3選:

  1. グレーのバッグ型コンポストは、戸建てやマンションのベランダや家の中にそのまま置いても、まるでインテリアのようになじむこと。
    従来のコンポストは、見た目がごみ箱のようなものが多かったのですが、これならスタイリッシュな雰囲気です。しかもこのバッグは、ペットボトルをリサイクルしてできたエコ素材。まさに地球に優しいコンポストといえます。

  2. バッグの上部には耐水性止水性のファスナーがついていて密閉できること。ファスナーをしっかり閉めれば、雨水が少しくらいかかっても中まで入らず、虫の侵入を防ぐこともできます。

  3. 生ごみを分解するコンポスト基材に秘密があります。植物性の有機性廃棄物をゴールデン比率で独自にブレンドし、ごみの分解が速く進むように配合しています。分解促進剤も不要のため、悪臭も出にくいのが魅力です。


悪臭,虫が湧いた場合

発酵、熟成させている以上こういったトラブルも起こります。
対策法は以下の通り

悪臭
密閉式は、ふたを開けたときに独特の酸っぱい臭いがします。
もし悪臭が発生した場合は、下からよく混ぜることで概ね改善します。
水分や生肉、魚類が多すぎる可能性が考えられます。そのときは生ごみの投入を2~3日休み分解を促すことで改善します。

虫が湧いた
自分で容器や基材を用意する場合は、虫や卵が入っていないか確認してください。コンポストにカバーをかけることで、外から虫が入ってくるのを防げます。
もしうじ虫が発生したら、米ぬかてんぷら油糖分を入れて分解を促し、温度を上げることで卵を死滅させることができます。

それでもまだ虫がいたら、ダンボールコンポストの場合は中身を全て透明のビニール袋に移し天日干しにします。日差しが強ければ、うじ虫は1日で死滅します。虫がいなくなったら中身を容器に戻して、再開しましょう。


コンポストでできた堆肥はどう使う?

生ごみの投入を終えたら、熟成に入ります。熟成期間は2~3週間。全体的に乾燥したままであれば、水を500㏄投入し週に1~2回混ぜてください。

できた堆肥の使い方:
自家製の堆肥には、植物がうまく育つために必要な栄養素が豊富に含まれています。また、堆肥を混ぜると土がふかふかになり、保水性や排水性、通気性が高い良好な土になっていきます。
庭やベランダで家庭菜園をしたり、ガーデニングに活用したりしましょう。
堆肥づくりを通して自然と季節を身近に感じ、自分の生活の中で小さな循環を意識してみると、心豊かな暮らしを楽しむことができますね。


商品一覧


定期購入:
初回3630(税込み3993円) 専用バッグ、説明書、資材、お便り、
二回目以降1680円(税込み1848円)       資材とお便りのみ             
                            
単品購入:
コンポストセット(単品):4540円(税込み4994円)
LFC専用バッグのみ:2660円(税込み2926円)       
                            のようです。


いかがだったでしょうか?
家庭の生ごみを減らし、美味しい野菜をつくるための堆肥(土)を作ってくれるコンポスト。
こういった取り組みがもっと社会に認知されるよう僕もnote投稿頑張ります!

あっ、ちなみに案件とかではないですよ! (あるとありがたいですが…)
それでは、また次回!

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