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cane

ささいな言葉がきっかけで
僕はもうそこから目を離す
悲しい出来事が 起こらないように願って

苦い風がやっと過ぎ去っても
気がかりなことは増え続け
君を呼び止めても 何も見つからず
終わってゆく

僕らは何となく 背伸びを繰り返す
他愛のない あの日のように

僕らはいつだって わざとらしいくらいに
髪を切った昨日を 後悔してみたりする
急ぎ過ぎた 夏の日のように


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