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いいベルトを使ってみてほしい

電車の座席に座ると、私は職業柄、向かいに座る男性が持つカバンを見てしまいます。
そして、目の前に立つ男のベルトも目に入ってきます。
使う穴がだんだん進んでいっているのは、まぁご愛敬として、それ以前にボロボロになったベルトが残念です。中には表面が剥離していて「これ革ですらないじゃん」なんてこともよく目撃してしまいます。

ベルトも、あらゆるモノも、ずっとおなじものを毎日使いつづけるよりも、いくつかを使い回すべきです。
いい一本をおつくりしますので、ぜひ以下をお読みください。

栃木レザー株式会社という、日本最高峰のひとつと言ってよいタンナー(革鞣し工場)があります。
植物タンニン(渋を溶いた液体)に原皮を浸けて時間をかけて鞣されたレザーをつくる会社です。そのレザーは、自然のシボや紋様が残り、使うほどに手になじみます。

「いい革」というものに定義はありません。
「高い革」「安い革」「強い革」「弱い革」「硬い革」「柔らかい革」とかならあるかもしれません。
いい革というのは、「その用途に合った革」です。
つまり、靴用にいい革が必ずしもカバンにいいわけではないし、その逆もまた然りというわけです。

ここに、栃木レザーがベルト用として特別に開発したレザーがあります。

タカダさんという社員が手掛けたので「タカダベルト」という名称が付けられています(タカダさんはすでに退職されているそうですが、名前は残されています。いいですね)。

時間をかけられてできた革らしく線維がしっかりしていながら、適度にほぐれていて、ベルトに最適な柔らかさがあります。
その銀面(革の表面)は不規則なシボがあり、革らしい豊かな表情に触れられます。

そして、今回入手したバックルはピューター(錫)です。
バックルは真鍮かニッケルメッキが主流ですが、錫にも独特のよさがあります。
無垢の真鍮やシルバーと同じく、空気に触れると酸化して黒く曇ります(磨けば輝きます)。
スターリングシルバー(92.5%が銀で他は銅のもの)よりも安価で、真鍮(銅と亜鉛の合金)よりはだいぶ高価です。
そして、真鍮より柔らかいです。そのためバックルはやや肉厚になり、ちょっとした主張があります。

タカダベルトと、ピューターのバックル。これを組み合わせたら、カッコいいベルトが出来上がります。

できました。

ちょっと特別なレザーとちょっと特別なバックルのベルトです。
あなたのサイズでおつくりしますのでオーダーください。

巻き尺を用意して
いまお使いのベルトの
バックルの内側から、ふだん使っている穴までの長さをセンチメートルで測ってください。

バックルの先の内側から
ふだん使う穴まで。もちろん中央とは限りません

バックルは以下の4種があります。
こちらの3つは幅35mmです。

TYPE A35
A35: 馬蹄型のようなちょっとワイルドな形状
TYPE B35
B35: オーソドックスなスクエア型(ただし肉厚)
TYPE C35
C35: こちらもオーソドックスなラウンド型(ただし迫力あり)

幅30mmはこちらです。
TYPE D30

TYPE D30
ベルトはやや細く、バックルはガチッと力強い

価格は幅35mm/30mmともに税込16500円(+送料700円)
TYPE A35.  4本限定 →2023.9.14追記。売り切れました。
TYPE B35. 当面はあります
TYPE C35. 当面はあります
TYPE D30.  5本限定 →2023.9.28追記。売り切れました。

※取引先が錫のバックルの取り扱いをやめたため残り少ないものは買い占めました。
 幅30mmは今回はDのみですが、また次回にほかのバックルは用意します。

ご注文はこちらへメールください。
info@sunawachi.com
「長さを測るのはちょっと面倒なのであとでやるけど、とりあえずほしいから確保したい!」という方は、サイズは後回しでいいので、まずメールをください。

・お名前
・郵便番号、お届け先住所
・電話番号
・希望のバックル(TYPE A35 / B35 / C35 / D30)
・サイズ(あとでもいいです)
をお忘れなくお願いします。

ベルトなんかなんでもいいと見くびるなかれ。これを手にしたら、「ああ、やっぱりいい」とおわかりになります。
ご検討ください。

迷ったら遠慮なくご相談ください。
幅35mmは、ビジネスにもカジュアルにもいけます。
幅30mmはビジネスおよび女性にも合います。
(バイカーみたいなごっつい人がしてるベルトが40mmとかなので、35mmや30mmはどこにでも使いやすい幅です)
THANKS.



「愛せるモノを、持たないか?」
スナワチ大阪ストア
大阪市西区阿波座1-2-2
06-6616-9626
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