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勝手に音楽レビューvol.2 〜増悪表現編〜




唐突ではあるのだが
やめられない癖ってありますよね
特に小さい頃なんか 
ひとそれぞれ色々あったのではないかと思うのだが
わたしは小学生の頃、
ティッシュをガムのように
噛むのが癖であった

だが、飲み込むことは絶対にしない
あくまでも味がしなくなったりボロボロになったら
吐きだして捨てるのだ、そこがミソだ

、、、そう、だいぶヤバいのだ




さあ、気にせず今回皆さんに紹介したい曲はこちら

ヘイトスピーチ / Azami


2013年埼玉県越谷市で結成され
現在は東京にて活動している
5人組のハードコアバンドだと 
わたしは認識している

先に言っておく、
紹介をするくらいだから当たり前のことだが
あえて言葉に文字にする

わたしはAzamiのファンだ!!!!




最初この曲にわたしが出会ったときの印象は
ただひとつだ、

こんなんでいいの?
ずるいわこんなん(褒めてる)

だった

なんといってもど頭の
印象的な6/8拍子のフレーズだ
バスドラムとスネアの位置が漢だ

1小節というか1フレーズのなかで
バスドラムとスネアが1回ずつという潔さと
それによってより一層
このビートとノリ感がうまれるのだとおもう

イントロが鳴った途端の

"おいおいおいおい、きたできたできたで"感

が半端じゃない

もちろんドラムだけでなくその後の
痺れるギターリフの最高だ


それそれ〜〜(笑) ってなるのだ

そしてそして、
切り裂くようにヘイトの対象に対し詰め寄っていくリリックは
まさにヘイトスピーチそのもの
(ちょっと本当の音楽レビューっぽい言い回ししてしまった)

だが、わたしがこの曲の一番の醍醐味だと認識しているのは

竿隊(ギタリスト、ベーシスト)による
ヘドバンだ

(音楽関係ないやん、というツッコミは真摯に受け止めよう)


もうなんというか、わたしのなかでは
"常軌を逸している"や
"イカれてる"とかではないのだ

むしろ、
イカれてるが"普通"なのだ
ヘドバンなんてどうせ日常生活において
することのない動きなわけで
ある種、イカれてて当然なのだ


しかしこの曲のMVでは


"小学生の頃、普段はめちゃくちゃ大人しくて
なんなら優しい感じの子が
絶対に許せないことをされたり言われたりして
スイッチが入ったときのブチギレ感"

が感じられて観てて
どうしようもなくブチ上がるのだ

(頼む伝わってくれ)


いつだって
本当の怖いひとというのは

"やさしい人が我を忘れたとき" なのだとおもう


我を忘れたように
理性を失い
ひたすら感情を音にぶつける様はバンドとしては
最高の形だ

これはあくまでも私個人の主観にすぎないという前提のもと、
このヘイトスピーチという曲が入っているCDは
Lilacというミニアルバム?EP?なのだが
他の曲と比べてヘイトスピーチは正直異色だ

他の曲は美しく流れる音の中に
激しさや繊細さが混在して渦を巻いてそれが
美しい色を成していて
なんというか、
空気の中で、酸素の中で
音楽が鳴っているに対して(当たり前だろバカ)

ヘイトスピーチは
圧倒的で
野生的で
感情的で
絶対的な力を感じて
ある種、時間をとめて
空気のない酸素のない
真空の世界で鳴っていて
異世界のような印象を受けたのだ

(本当に意味わかんなくて伝わらなかったらごめんなさい出直してきます、、、)


音楽は異世界を感じられる
この世にはそうそうない
数少ない貴重なものだとおもう


さあさあさあ、ここでまさかの
冒頭のわたしのティッシュを噛む話に戻るのだが


わたしはティッシュを噛みます(今はやってませんよ?)

人からみたら、
なんだそれ、何言ってんの、どういうこと?
と思われ言われるようなことも
できるだけ大事に生きていたい、とわたしは思う

「いや、ティッシュ噛んでるのキんモっ」

で終わらずに、

え、どんな味するの?
それって何かの代わりに噛んでるの?
銘柄ごとに味って変わるの??

など、その先を捉えられる
敏感さが、とても大事なのだと思う

(伝えたいことは明確なのだがなんせティッシュの話で置き換えてることで話がスッとはいってこないのならばそれは素直に謝る、ごめんなさい…)

これはわたしのモットウというか
生き方として大事にしていることで

"どこまでも敏感でいたい"

ということ


痛みにも喜びにもにも悲しみにも味にも
不思議にも疑問に思うことにも

人が感じえるあらゆる感覚に

敏感に捉え生きていたい、と


誰も気にしないような
夜の国道に横たわる猫の死体や

明日には忘れてしまうような
偶然見上げた夕方の雲の形や

無名女優が身体を張り
結末はバッドエンドなR15の映画

15曲入りフルアルバムの歌詞カードの裏表紙


全てに対して

ほんの少しでいい
気に留めながら生きてみてほしい

そうやって悩んで苦しんで
考えなくていいことまで考えて
悩まなくていいことで悩んで
自分で設けたルールや言霊にしばられて
死にたくなって
ようやくなんとか
絞り出したものがきっと

音楽なのだと思う


(まあ偉そうに色々言ってるが冷静に考えるんだ、
わたしはティッシュ噛むひとだ)

大事なやつを胸張って大事だ、と
声に出して言える自分でい続けるためにも

ずっとずっと
痛みにも喜びにも悲しみにも
敏感でい続けたいとおもう

今回紹介するにあたり
先に太い文字でAzamiのファンだと述べたのも
そういうことだ

伝える届ける発信する
好きなこと好きなもの好きなひとには
しっかり発信してあげよう
絶対マイナスに働くことはない


(この世に絶対なんて絶対ないよ、とかは今は収めてくださいお願いします)

これらをふまえてわたしは
紹介をしたからには
これからもずっと声を大にして
Azamiというバンドを応援し続けることを
ここに誓う


久しぶりにティッシュ噛もうかな・・・・

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