おっちょこちょい

自己紹介の欄にある「ADHA」についてちょっと昔話を交えながら書いていきます。

子供のころからおっちょこちょいと呼ばれてきました。

忘れ物が多い、シャツがはみ出している、ボーとしていて物や人にぶつかる。

こんなことが日常茶飯事でした。

だからといって特に悩んではいませんでした。

だって、別に誰かに迷惑を掛けているわけじゃないんだし。

だけど、大学を卒業して、就職してから事態は一変しました。

はじめて入った職場で配属されたところは「事務課」

書類作成や電話対応等、デスクワーク一全般です。

しかし、これが何から何までできなかったんです。

・電話をしながらメモが取れない。

・ついさっき言われた指示を忘れる。

・どんなに細かくチェックしたはずの書類に誤字が見つかる

もう、自分はホントにどうかしてるんじゃないかと毎日沈んでいました。

それから2ヶ月くらい経ち、もう職場では「使えない新人」としての烙印を押されてしまったある日のこと。

上司に呼ばれてこう言われました。

「今すぐ退職届けを書きなさい」

だいぶ前なので記憶があいまいなんですが、要約するとこんな感じです。

言ってる意味が分からないので、詳しく話を聞いてみると、先日自分が電話応対したお客様からクレームが来ているとのこと。

どうやら注文していた品物が届いてないとかで。

その電話をしたやつを今すぐクビにしないともうこれから取引をしないと。

だから君には辞めてほしい。

いたってシンプルな理由でした。

正直なところショックと申し訳なさで何も考えられませんでした。

せっかく入った会社を3ヶ月足らずでクビになるなんで全く予想外のことでしたし。

今になったら不当な解雇とかで反論できそうですが、当時はそんな知識も心の強さもなく。結局は向こうの言い分通り、退職届けに印鑑を押して提出してしまいました。

これが「自分が普通ではない人」と認識し始めたきっかけです。

あーあまり思い出したくもないな…








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