BUG Orderのトリセツ
今回は最近使っていて好調のBUG Orderについて書いてみようと思う。
勝率はかなり良く、リーグでも順調に2ヶ月で10回の5-0を積み重ねているので大型大会前に公開してワンチャン小銭稼ぎ・・・もとい承認欲求を満たしていこうと思う。
それほど難しいデッキでもないので、もし今週末使おうかという人は読んでみてほしい。
因みに自分は千葉行きません。
１ アトラクサの衝撃
≪偉大なる統一者、アトラクサ/Atraxa, Grand Unifier≫
ファイレクシア：完全なる統一で登場したこのカードはMTG界に衝撃を与えた。
史上最強のクリーチャーとも称されていた≪グリセルブランド/Griselbrand≫を超えるとも言われるその圧倒的なカードパワーにフォーマットを問わず多くのプレイヤーが魅了されていた。
レガシーもその例外ではない。墓地から吊り上げたり、手札から直接場に出したりと様々な手段でこの新たな“怪物”は戦場に送られている。
そして、その影響力は発売前の時点でほとんど死滅していた青黒リアニメイトをトップメタの一角にまで押し上げるほどだった。
２ コンボデッカーの血
個人的にここ数年で一番好きなカードは≪死の国からの脱出/Underworld Breach≫だ。それには及ばないが、≪偉大なる統一者、アトラクサ/Atraxa, Grand Unifier≫は間違いなく興味を引かれる１枚である。
だが、≪再活性/Reanimate≫等で釣り上げるにしても≪実物提示教育/Show and Tell≫で叩きつけるにしても、誰もがすぐ思いつくレベルの発想しか出てこない。構築も、マナベースやゲームプレイの再現度の高さにおいて好みのレベルに達したものが作れず、デッキを考えては首を捻るの繰り返しだった。
そんな時、地元のイベントでオリジナルデッキが好きな友人（634）が使っている≪自然の秩序/Natural Order≫デッキが目にとまる。
青黒緑の中速デッキの様に動きつつ隙を見てコンボを決める。コンボと言っても≪偉大なる統一者、アトラクサ/Atraxa, Grand Unifier≫を場に出すだけだが、そのアドバンテージと打点で圧殺できる。これは面白そうだ。
３ チューンナップ
元々の構築は≪緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith≫と多数のマナクリーチャーが入って何とか早くコンボに辿り着こうとするものだった。マナベースもデュアルランドとマナクリーチャー依存で、いくらか改善の余地があると感じた。
１マナ重いだけで選択肢が少ない≪緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith≫を抜き、≪ドライアドの東屋/Dryad Arbor≫を入れつつマナベースをギリギリまで基本土地中心に変更。マナクリーチャーで素早くコンボに繋げるのではなく除去と≪氷牙のコアトル/Ice-Fang Coatl≫と≪悪意の大梟/Baleful Strix≫で延命して時間を引き延ばしてマナを伸ばす方向にシフトさせた。
マナベースとか、完全に再現性と安定性を重視しているので自分の好みに極振りの構築になった。色拘束のきついBUG系デッキに≪虹色の眺望/Prismatic Vista≫入れるヤツはそうそういないだろう。
こうして、完成したのがこちらのリスト
４ オーダーとアルーレン
使用感は悪くない。元々Aluren（直近はotb式）を使用していたこともあってまったく違和感なく使用できた。
詳細は↓を参照。
BUG Alurenにおいて、４マナで頑張って≪魔の魅惑/Aluren≫を設置しても特に何もしないという状況はよくあるが、このデッキは≪自然の秩序/Natural Order≫が通ればゲームが傾くほどのアドバンテージを得られる.
また、同じ４マナソーサリーが始動のコンボとしては、デッキ内にコンボ専用となる無駄なカードが少なく済むのも利点である。
５ 禁止とそのあと
だが、このデッキを使い始めたら２週間も経たずに禁止・・・。最大の仮想敵であったUR DelverとWx Initiativeは弱体化を余儀なくされた。
それでもDelverデッキは未だ健在だ。
そもそもInitiative相手に十分戦えるデッキではあったけど有利というものでもなかった。なんならInitiativeが消えてコントロールが息を吹き返したことの方がこのデッキにとっては嬉しいくらいだ。
ただ、MO上に多く存在する最速周回デッキ（コンボ、赤プリ等）にはどう足掻いても明確な有利をとることができないので、負けを受け入れるメンタルは必要になる。準コンボデッキとはいえ、相手にコンボを押し付ける力はそれほど高くない。
メタゲームが大きく変化するまではとりあえずこのまま使っていこうかと思うくらいに構築やデッキのポテンシャルに不満はない。もし興味があったら一度触ってみてほしい。
６ 主要デッキに対するプレイ方針
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