【MTG】あの日の負けた悔しさを表す言葉を僕たちはまだ知らない

勝負ごとにおいて「悔しい」という感情を抱けない人間は塵だ。


勝負の最中に感情は不要である。

感情を顕わにすると、相手に余計な情報を与え、自身の判断能力を鈍化させてしまう。

反面、ゲーム内では不要な感情もゲーム外においては起爆剤になる。

「ゲームなんかでアツくなるなよ」という言葉が嫌いだ。

自分の好きなモノですら熱くなれないような、つまらない人間にはなりたくない。

「アツくなる」といっても、ベンチを殴って骨折するとか、カードを握りつぶすとか、そういった行為を正当化するわけではない。

ただ、行為に露見する程の強い感情を持った人の方が、何の悔しさも抱けない人よりは何万倍も信頼に値する。

「この人はきっとこの経験をバネに今より上を目指して進んでいくんだ」と感じられる。

悔しさを奥歯で噛み締めて押しつぶし、体の内で爆発させるような昂りこそが次に進むための推進力になるのだから。

君は、そんな「悔しさ」を感じたことがあるか?

『心臓が握り潰されるような圧迫感』

『頭の中を素手でかき混ぜるように繰り返される反省』

『握りしめた拳から血が出るくらい強い決意』

『その思いを忘れないために肝を嘗める覚悟』

「悔しい」という一言だけで、これらすべてを表すことは到底できない。臥薪嘗胆。

それでも、体の底から滲み出てくる「悔しい」という言葉には、きっと21gより重い魂が宿っている。

負けたことを「どうでもいい」とか「仕方がない」とか、そんな誰でも言えるような自己弁護でA.T.フィールドに閉じこもるくらいなら、きっとまだ目の前の勝負に全力じゃない。

悔しさを感じた時に必要なのは、自己正当化による心の安らぎではなく、その悔しさと正面から向き合うことである。

行動にしなくて良いし、言葉にしなくても良い。

「悔しい」という3文字に収まらない1兆度の火球よりも熱い気持ちを心と体に刻み付けろ。

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