見出し画像

イクサラン:失われし洞窟、注目カード【Legacy】

書かないの?と言われたので書きました。というかざっくり書いてはあったけど、あんま紹介したいカードなくてボツになってたので、もう一つボツになってたヤツをおまけにしてニコイチで投稿してみた。

1 ≪溶鉄の崩壊/Molten Collapse≫ ★★★★☆

≪戦慄掘り/Dreadbore≫の上位互換。落魄を達成していればアドバンテージを得られるかもしれないが、1マナ以下の非生物非土地パーマネントというのはかなり限定的ではある。ハマれば2マナの≪コラガンの命令/Kolaghan’s Command≫になるが基本は本体火力にもならない重いソーサリー除去でしかないので、複数枚採用して嬉しいカードではない。
グリクシスカラーで無理なく非生物パーマネントに触れるという点では可能性の塊である。

2 ≪艦側砲の砲撃手/Broadside Bombardiers≫ ★★★★☆

統率者セットの1枚。速攻・威迫に加えて優秀な除去能力を持っているためブロッカーでの対処が難しいナイスなゴブリン。
1ターン目に≪ゴブリンの熟練扇動者/Goblins Rabblemaster≫を場に出して1点、2ターン目にこいつが出て9点。≪ゴブリンの熟練扇動者/Goblins Rabblemaster≫を投げれば5点追加で2ターン目までに15点削ることができる。本体を投げつけなくても、相手の盤面にいる小粒のクリーチャーなら適当に除去していくこともできる。
赤プリ系デッキなら生贄に捧げるクリーチャーやアーティファクトも困らないので、ブロッカー排除や打点の加速に役立つだろう。
難点があるとすれば、単体では2点クロックとしてしか機能しないため後半のトップデッキなど状況によって弱いことがある点だろうか。それでも、コイツ2体並べたら殴って投げて10点どーんなので悪くない。重ね引きした≪金属モックス/Chrome Mox≫を刻印せずに投げつけても良い。

3 ≪権限否認/Permission Denied≫ ★★★☆☆

ジュラシック・ワールドとのコラボカードから1枚。
“Ah, ah, ah! You didn’t say the magic word.“
初代ジュラシック・パークの中で有名なシーンのひとつ。一度聞いたら忘れないくらい印象的で憎たらしいフレーズが繰り返されるシーンだが、カードも見事に嫌らしい。
≪否認/Negate≫+非生物限定≪沈黙/Silence≫という対コンボに特化した優秀なカウンター。面白いカードだけど、コラボはゴジラ方式でお願いします。

4 ≪鍾乳洞の追跡者/Stalactite Stalker≫ ★★★☆☆

1-1-1威迫で、落魄によって毎ターン成長する優秀なアタッカー。レガシーならフェッチランドや想起インカーネーションなど落魄の種には困らない。久々に黒1マナで可能性のあるクリーチャーが出てきた。
1マナという軽量クリーチャーが持つ威迫がどの程度使えるかと、中盤以降に引いたときに育つ速度が遅すぎるというあたりが使えるかどうかの分岐を作りそうだ。
多分おまけ程度だが除去能力があるのも面白い。

5 ≪不屈の解体者/Dauntless Dismantler≫ ★★☆☆☆

全体アーティファクト破壊能力を持ったクリーチャー。マナコストが0のアーティファクトであれば白1マナで吹き飛ばせる上に、場に出ている間は対戦相手だけアーティファクトがタップインする。なんで相手だけなんだろう?
ついにファクト全体除去と赤みたいなことまで・・・白は相変わらずなんでもできるな。≪失せろ/Get Lost≫も増えて万能除去も全体除去も盤面を対処するうえで白を超える色はない。
レガシーよりもヴィンテージでかなり使われそう。

6 ≪税血の刃/Tithing Blade≫ ★☆☆☆☆

今回多数収録された作製アーティファクト群は色々と使えそう。1つ仕事したうえで盤面にアーティファクトが残るので、生贄にしても良いし≪オーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagers≫で使いまわしても良い。単体は及第点を下回るが、アーティファクトでシナジーが組むなど色々と可能性がある。

おまけ

Legoras’s Quick Reflexes

MTG×指輪物語のコラボの続編ホリデーリリースが11月3日に発売された。
その多くは、統率者向けに作られたもので、1対1のフォーマットにおいてそれほど出番がないように見えたが、1枚だけ異常なパワーを持ったカードが目に留まった。もう誰が見ても書いてあることがおかしい。

1マナでクリーチャーをアンタップして呪禁と到達を付与してタップ状態になるたびにクリーチャーにパワー分のダメージを飛ばす。

なるほど。強い。
除去への耐性を付与しながら火力も兼ねることができるというのは今までにない良いカードだ。

刹那

・・・ん?なんで付けた?要るか?
刹那という1単語によってこのカードは俺の中でクソカード認定された。
単体除去に対してほぼ完全な防御手段であり、状況が許せば除去も兼ねる。≪暗黒の深部≫から出てきたマリットレイジや≪ファイレクシアン・ドレッドノート≫はもちろん≪聖遺の騎士≫など守る対象には事欠かない。
そして、それらがカウンターや除去など追加の一手があっても完璧に封殺できるということ。
多人数戦なら1回守ったところで別の1人のターンになって呪禁は解除されるが、1対1のフォーマットになると次のターンは対戦相手のターンだろう。1ターン中という効果が持つ価値が違う。

これはまたWotCくんやらかしてくれたな・・・。TNN問題というべきか、多人数戦である統率者セットのカードが1対1のフォーマットでも使用可能であるがために起きる影響のズレがもたらすゲーム上の問題がまた発生しそうだ。
統率者系カード全て禁止しろ。(過激派)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?