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リマスター発売おめでとう!「世界樹の迷宮(DS版)」レビュー

プレイ時間:約80時間
進捗:ストーリークリア

総評

祝!Switch版発売!といってプレイし始めたわけではなく本当にたまたま買ってやっていた最中の移植版が発表されました。大変喜ばしいお話ですね。ぜひ4・5・Xも発売してほしいものです。

ダンジョンRPGが語られる際に必ず引き合いに出される本作、シリーズ1作目ということもあり一部荒削りな部分もあるものの、システム的には完璧と言って差し支えはない。更に遡ればウィザードリィのシリーズとなるが、さすがに今からファミコン版をプレイするのはハードルが高い。そのため、やはり本作はプレイしておくべきと言える。

※ゲーム内容について良し悪しで記載をしているが、評価というより特徴に近い。シリーズが進むにつれ(良くも悪くも)調整されており、またいずれも本作を本作たらしめている特徴であるため、これはこれでよいのである。

良かった点

・手動マッピングが楽しい
DSの2画面を最大限活かす手動マッピングシステム。これのおかげで移植は絶望的と思われたが奇跡のsteam・Switch移植決定!めでたい。
少しずつ書き広げていってフロア全体のマップが出来るととても嬉しい。道を書き損なって「階段無いじゃん」となるのもご愛敬。ぶっちゃけ最近のオートマッピングに慣れると面倒なことこの上ないのは事実なのだが。

・スキル振りが独特
予備知識なし・それぞれのスキルの効果のみ確認の上でプレイしていたが、色々な組み合わせで試せるので非常に楽しかった。
逆によく調べてしまうと、本編では実はパラディンいらなかったり、アルケミストはボス向きじゃなかったり、バードは前衛殴りキャラだったりと最適解が見えてつまらないかも。

・進んでもいいし、戻ってもいい
もう少しだけ、あと一歩、で大抵死ぬ。ギリギリを攻めすぎて命からがら逃げだすのがこのゲームの醍醐味。

悪かった点

・案外死なない
FOEは見れば避けられるし、即死コンボも実はほとんどない。追い詰められても糸を使えば帰れるので、面倒なだけで案外全滅することはない。糸禁止縛りは移動が面倒なだけだし…
糸禁止区域とか、次回作にはあるのだろうか?

・上画面が見づらい
基本の背景が木なので、横道が見づらい。抜け道もその方向を向かなければならず、往々にして画面がガチャガチャする。

・レベルを上げて物理で殴る
これは後半に判明して衝撃だった。強さに対する各種ステータスの影響がかなり小さく、逆にレベル値で非常に大きな補正がかかる。階が変わると一気に強く感じるのはこれのためとのこと。レベル差が大きければ、装備品を強くしても耐性を整えても、殴られたらすぐ死ぬ。さすがに大味すぎませんかねぇ。

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