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本にまつわるツレヅレ

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No,No,Yes! 所作生産部の椿(ひごろは主に生産管理やペイントに従事)による。 いまの世情において、クローゼットにしまいこんだ手持ちの本を引っ張り出してきて改めて再読しだ…
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#本にまつわるツレヅレ

本にまつわるツレヅレ#9 ラヴレターとはなんぞや

「書きにくいものを『どうすれば書けるだろう?』とかんがえるのはいいことです。そうやって、だんだんいろいろなことが書けるようになるからです。」 森見登美彦『恋文の技術』ポプラ文庫、2011年。 No,No,Yes! 所作生産部の椿による、「本にまつわるツレヅレ」第9回目です。 。 。 。 久しぶりにちゃんとした(?)手紙を書いた気がします。 「恋文とは相手に想いを伝えるものである。それはいい。しかし、想いが伝わればよいというわけではないと俺は考えます。伝えるのは、あくま

本にまつわるツレヅレ#8 人からもらうモノから見えること

6月6日。紫陽花が見たくなって、あじさい神社に行きました(まだ見頃には早いのでは?という声もあったけれど)。本殿脇の龍王神社に参拝したところ、通り雨。「棒が一本あったとさ」で始まる絵描き歌が思い浮かんで、急な雨にもニヤニヤ。 はい。 No,No,Yes! 所作生産部の椿による、「本にまつわるツレヅレ」第8回目です。 。 。 アーノルド・ローベル作、三木卓 訳『ふたりはともだち』文化出版局、1972年。 「おてがみ」を小学校の国語の教科書で読んだ記憶があるひとも多いだろう。そう

本にまつわるツレヅレ7#いい声について考えてみたら始めていたこと

向暑の候。 冷暖、暖冷、の日々が急に暑!な日を連れてきて、どうもすでに光の波に呼ばれ浜辺へ行きたい人もいるようです。もう6月。 海の近くで育ったわりに海よりは山派なNo,No,Yes! 所作生産部の椿による、「本にまつわるツレヅレ」第7回目です。 。 。 。 個人的には「やっとのご登場!」な小説家、森見登美彦。(所持本の森見率が高いので、今後の頻出ご了承願いを先に…) 今回は『夜は短し歩けよ乙女』角川文庫、2008年。 森見作品の中で一番好きだ。何度も読み返したいと思う。

本にまつわるツレヅレ#6 数年かけて染みてきた映画

こんばんは。 No,No,Yes! 所作生産部の椿より、「本にまつわるツレヅレ」の時間です。 先週、姫路居住歴7年目を迎えました。地元・山口弁と東京5年間・標準語と、中途半端な関西弁と、イントネーションのバランスが宙ぶらりん。 。 。 。 常盤新平『おとなの流儀』マガジンハウス、1998年。 こちらはついひと月前に、本が購入できる近所の喫茶店にて入手した。最近は持ち帰りもできて、飲み物が淹れられるあいだ本を物色するのも楽しい。 題名から想像するような「大人ならばこうあ

本にまつわるツレヅレ#5 料理とタスク管理

こんにちは。 No,No,Yes! 所作生産部の椿による、 「本にまつわるツレヅレ」の時間です。 今回は少し仕事に関して書いてみました。 。 。 萩昌弘『大人のままごと』文藝春秋、1976年。 寒さ厳しい京都の休日、ふと立ち寄った古書店にて入手。あれから2、3年経つがずっと積読本の仲間入りになっていた。 読み進めると次々と料理の作り方説明がざっくり出てくる。美味しいが溢れている。(今回はまだ読書中。読了したら、いずれこちらに追記予定) 一人暮らしも10年以上していると

本にまつわるツレヅレ#4 「蒔」名付けまでの道

こんにちは。 No,No,Yes! 所作生産部の椿です。 ひごろは主に生産管理やペイントをしていますが、こちらでは週1で個人的「本にまつわるツレヅレ」を綴ることにして本日4回目。#3まで来たところで、noteマガジン機能を使ってみました。続ける動機付けになるよう…。 それでは、#4 。 。 「時間じゃない。流れるものは春の風。」 と言われたことがある。(春はどこへ?) だが、今日は時系列にゆく。 ただでさえとりとめのない文章が、さらに四方山になってしまうから。 初めてそれ

本にまつわるツレヅレ#3 川の流れと発見

どうもこんにちは。 No,No,Yes! 所作生産部の椿です。 (苗字がーーというのは そろそろしつこいでしょうのでやめにします) この場では先々週から週1で個人的「本にまつわるツレヅレ」を綴ることにしました。 ひごろは主に生産管理やペイントをしています。今週は久々に携わる折りの工程で、スティングレーのカードケースに会いました。折っていて「目」が合う珍しい革であり、カットはスタッフMNにお願いしたのですが、、、制作側にとって(美しいものにはトゲがある的な)クセのある革でもあり

本にまつわるツレヅレ#2 インドとフォント

二度目まして。 こんにちは。 No,No,Yes! 所作生産部の椿です。 苗字が ツバキ です。 この場では先週から週1で個人的「本にまつわるツレヅレ」を綴ることにしました。ひごろは主に生産管理やペイントをしています。絵具と革の相性によるのか、試作に難航している今日この頃…。 。 。 今週の姫路は花冷えだかなんだか肌寒い日が多かった。 だからなのか、いや未だ本読みになれないからなのか、手にとったのは 妹尾河童『河童が覗いたインド』新潮文庫、1991年。 細かな字がびっし

本にまつわるツレヅレ#1 自己紹介とタイミング

はじめまして。 こんにちは。 No,No,Yes! 所作生産部の椿と申します。 苗字が つばき です。(社会人になってよく訊かれるので) ひごろは生産管理やペイントを主にしていますが、この場では週1で個人的「本にまつわるツレヅレ」を綴ることにしました。 それでは、#1 序開。 。 。 先に申し上げておくが、いまの私はさして本好きではない。 かつては本好き、いや本しか楽しみがなかったのかもしれない。小学校〜高校時代まで実家にテレビがなかったうえ、わりかし田舎で育ったので他