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ほんのひと手間で楽しくなる!はな/おうちごはん研究家さんの【sizzle interview-20 】

「 sizzle interview (シズルインタビュー)」は、クラシルメイツのジュワッと溢れる魅力をお届けする連載シリーズ🕊 今回は、はな/おうちごはん研究家(@hana.ouchigohan)さんにお話をお伺いしました。

はなさんちの肉じゃが🫕

お野菜はひとつずつ面取りして、
お肉は1枚ずつ丁寧に。

焦らず、じっくり、
コトコト煮たら出来上がり。

心と時間に「余白」をもって、料理に向き合う。
それは、はなさんが家族と見つけた、自分らしいキッチンの楽しみ方__。

01.キッチンが大好きで

私は幼い頃から、とってもキッチンが好きな女の子でした!

おままごとをして遊ぶのが大好きだった私にとって、本物の食材に触れられるキッチンはどこよりも特別な空間🥕
母がお料理している姿を眺めながらキッチンで過ごした時間は、すごく長かったように思います。

夏休みには、弟にごはんを作ってあげることも。
母に負けまいと、弟に「どっちの方がおいしい?」とよく聞いていました(笑)

将来の夢は、専業主婦 🍳

そう思うほど、キッチンが大好きで、お料理が大好きでした。

02.キッチンに立つのが怖くなった日

わが家は夫と息子の3人家族、共働き。
結婚当初、子育て、家事、仕事……すべて一人でやらなければいけないことが、しんどくなってしまった時期がありました。

特に手間をとられるのは、料理。
料理って結局、作るだけじゃないんです。
献立を考えて、家計管理をしながら食材を買って、時間をかけて作って、片付けて……。

このリズムが一度狂い始めると、どんどんうまくいかなくなっていって。
来る日も来る日も料理に追われている気がして、大好きだったキッチンに立つことが「怖い」とまで感じるようになってしまいました。

「キッチンが楽しかった頃の気持ちを思い出したい。」
ある時、泣きながらそんな想いを夫に打ち明けたことがあります。

この出来事をきっかけに、夫も少しずつ家事を分担してくれるようになり、楽しくごはんを作るための余裕を持てるようになりました。
そしてまた、あの頃のように料理を楽しめるようになっていきました。

料理が楽しくなるきっかけとなった
『幸せの肉じゃが』

この経験から、ただ料理をすることが目的ではなく、“忙しい中でも自分の時間を使って、家族の笑顔を見るために作ること⏳”こそ、私が大切にしたいことだと気づけたんです。

毎日のお料理が楽しくなってきた頃、わが家のレシピを世の中に届けてみたい!という気持ちが沸いてきたのをきっかけに、レシピの発信を始めました。

主婦の料理は毎日、そして永遠に続く。
毎日のお料理が憂鬱だと感じている方に「キッチンが楽しくなるレシピ」をお届けしたいと思ったのが今の私のはじまりです。

03.キッチンが楽しくなるレシピ

お料理上手になる最大のコツは、作る自分が楽しむこと🌟
大好きだったお料理が嫌いになってしまった経験があったからこそ、気づけたことです。

キッチンの楽しみ方は人それぞれで、私の場合、丁寧に作ることや家族を想いながら作ることでした。

私の料理は、ものすごく手をかけて作っているわけではありません。
ただ、雑に作らない、そこに気持ちを置いて作ることを大切にしています。

全く同じレシピでも、その場にちゃんと想いを置いて作る料理と、次のこと、明日のことを考えながら作る料理では、全く違うものができると思うんです。

自信を持って作れた料理は、食材にもエネルギーが宿って、家族のおいしい笑顔を引き出して、それを見て私の心も満たされる……。
食卓の中でいい循環が起こってきます。

“自分はどうしたら料理を楽しめるかを見つけること”が、料理上手になるコツだと思います。
楽しみ方を見つけるためにも、まずは暮らしの中で料理に向かえる「余白」作りから始めてみてくださいね!

04.受け継ぐ「母の味」

私は料理の専門的な知識がある訳でもなく、プロや専門家を目指したい訳でもありません。
ただただ、私と同じように毎日のお料理が「しんどいな」と感じている方を一人でも減らしたいと思っています。
しんどさが理解できるからこそ、私の発信が一人でも多くの方の毎日のお料理が「楽しく」なるようなきっかけになれたならそんな嬉しいことはありません。

でも、1番の目標は、家族の中に「妻の味」「母の味」として残ること。

子どもは、いつかは親元を離れて、手を繋いだり、抱きしめたりができなくなる日が来ますよね。
いつか自立した時に、息子の中に「母の味」が残っていたら……。
苦しいことや辛いことがあっても、食べれば元気が出る味が残せたらいいなと思っています。

一番大切な家族との食卓の中でいい循環を起こしながら、キッチンを楽しむことから始まる”美味しい”と”笑顔”の枠をどんどん広げ続けたいです。

05.はなさんからのメッセージ

わが家の食卓が”美味しい”と”笑顔”で溢れたレシピを丁寧にお届けしていこう!そんな気持ちで日々発信を続けてきました。

いつの間にか多くの方に私のレシピでお料理を作っていただけるようになり、想像もしていなかった未来が今ここにあり、驚きと嬉しさを日々感じています。

でも私にとって何より嬉しいのは、私のレシピでお料理を作ってくださった皆さまから届く、「はなさんのレシピに出会ってお料理が楽しくなりました」というメッセージです。

これからも私は、コツコツ、家族が「美味しい」と喜んでくれたおうちごはんのレシピを皆さまにお届けしていきたいと思います。

毎日料理するのって本当に大変なことなので、いくら楽しくても辛い時があると思います。
自分の頑張るエネルギーが足りなくなっている時は、割り切ってやめることも大切にしてみてくださいね。

無理だなと思った時は、誰かの力を借りる。
お惣菜やお弁当、外食の力を借りる時があってもいいんです。

その人たちだって誰かを思って作ってくれているはずだから、そのエネルギーを自分の中に取り込むことで「また頑張ろう!」って思えるはず。

そんな工夫で「余白」を作って欲しいなと思います。

私のレシピも気になるものがあれば、ぜひ一度作ってみていただけると嬉しいです。
今日もどこかの食卓に私のレシピがお邪魔できますように……!

06.イチオシレシピ

私のイチオシレシピは、
『幸せの肉じゃが』
です!

やっぱり私は料理が"好き"と再認識させてくれたとっておきの肉じゃがレシピ。
毎日、手の込んだお料理を作る必要なんてないけど、毎日キッチンに立つ私が楽しむことを最優先に考えよう。
そんな風に思えてから私のお料理ライフはとっても楽しくなっていきました!

心と時間に余裕がある日に。
大切な人を想ってぜひ作ってみてくださいね!

・・・・・・・・・

大事なあの人に作りたい、
はなさんのおうちごはん。

また本日1月13日(金)、待望のレシピ本、
『ほんのひと手間で楽しくなる! おいしくなる! はなの彩り食堂』
をご出版予定🎉

料理が憂鬱なあなたにも、大好きなあなたにも。

どちらの想いもご経験されたはなさんのレシピは、
どんな気分のキッチンにも寄り添ってくれるはず。

みなさんのキッチンの楽しみ方はなんですか?💭


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