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食とは、その時間を愛すること。にこまお☺︎ | ヘルシー料理家さんの【sizzle interview-16 】


「 sizzle interview (シズルインタビュー)」は、クラシルショートクリエイターのジュワッと溢れる魅力をお届けする連載シリーズ🕊 今回は、にこまお ☺︎ | ヘルシー料理家さんにお話をお伺いしました。

どうせ自分なんて🌧

自分のことをうまく好きになれない🌧

自分に自信が持てない🌧

そんなどんより気分の時は、
冷蔵庫の扉を開けて  \ これ作ろ! /

簡単レシピで、
心と身体においしい料理を作れたら……。

食べて心が喜ぶ。
それは小さな自信に繋がって、
自分をちょっと好きになる要素になっていく。

🌱 🌱 🌱


“ヘルシーレシピで、ポジティブな循環を作りたい”
そんな想いで発信し続けるにこまおさんの軸にある、「自分を大切にする考え方」とは __?💭


01.食卓の楽しさと苦しさ。

小さい頃から料理が大好きで、よく母の隣でマネして作っていました。
家族のイベントの時には、母や父に料理を振舞って喜んでもらうことも。

小さい頃の体験から、作る楽しさや食卓の楽しさを知り、料理がもっと好きになりました!

そんな私には、一時期、食事が怖く、憎くなった時期があります。
きっかけは、小学生の時に始めたフィギュアスケート

この競技は、容姿がとても重要視されるスポーツ。
うまくなるためには、痩せてなければいけない。”
そんな風に、常に自分自身にプレッシャーをかけていました。

その強い想いがある時、ストイックすぎるダイエットに向かってしまって。
食の知識も浅く、誤った認知をしていた結果、摂食障害に陥ってしまいました。

それからは“食べなければやせるだろう。”と、食べる事を常に我慢する生活へ。
その我慢がある時に爆発してしまって、そこから過食に移ってしまいました。

でも過食したら太ってしまう……。
ならば食べて出してしまえば、プラスマイナスゼロだと考えたんです。
ずっと我慢していた甘いものも食べられる、食べたものを出すことを、一種の魔法のように捉えていました。

はじめは、自分でコントロールできるだろうと思っていましたが、どんどん自分の意思ではどうにもできない沼にハマってしまって。

蟻地獄のように長いこと、苦しい期間が続きました。

02.自分を大切にする考え方。

症状がひどかった時は、とにかく自分のことが嫌いで、何をしても自分はダメだと考える毎日。

そんな時に、ふとしたきっかけで、母がヨガに誘ってくれたんです。
クラスに参加すると、ヨガの「自分を大切にする考え方」に触れることができました。

それは、その時の自分には全く存在しない考え方。
“あぁ、今の自分のままでいいんだ。”
今まで、自分で自分を傷つけてしまっていたことに気がつきました。

継続的にヨガに通う中で、身体がほぐれると同時に気持ちも落ち着いて。
「こうしなければならない」という固定概念が外れ、少しずつ食に対する意識も変わっていきました。

私はヨガと出会い、偏った食への考え方自分を傷つける言動や行動を少しずつ変えていくことができました。

健康であるには食事と運動、そしてメンタルのケアが欠かせません。
だから私は、自分の経験を通してそのどちらも届けていくために、ヨガ講師と料理家という仕事を選びました。

03.食べること、作ることの楽しさ。

私がすごく辛かった時、この経験を乗り越えられた方の発信を見ることが、唯一の希望の光のように思えました。
だからいつか私も、症状が少し良くなったら、自分が救われたように病と向き合う姿を届けたいと思っていたんです。

ヨガで救われた心と身体の面と、経験者の私だからこそ思う、罪悪感なく食べられる「太りたくないヘルシーレシピ」を発信しています。

料理家としての活動は、何らかの理由で食に対していいイメージがなかったり、料理が楽しくないと感じている方に向けて行っています。

目標は、“ヘルシーレシピで、ポジティブな循環を作ること”

簡単なレシピでおいしいものを作って、
食べること、作ることって楽しいな。と感じたり、
自分で作ったご飯、美味しいわ♡という成功体験から自分をもっと好きになってもらいたいです。

食と心は繋がっているので、心が元気だと食事もポジティブに向き合えてすごく楽しい時間になります。
ヘルシーレシピから、そんな幸せな循環が生まれたらいいなと思っています。

04.誰かの希望になれたら。

いつか、レシピ本を出版したいです。
本を通じて、自分のことをより多くの方に知ってもらえたら、今必要としている人の何かきっかけになれたり、小さな力になれるかもしれないという想いがあります。

わたしが摂食障害と打ち明けてから、日々多くの方からメッセージが届くようになりました。
悩むご本人からだったり、その親御さんだったり様々ですが、一人で抱え苦悩されていらっしゃる方も多いのが現状です。

私はお医者さんではないので、直接治してあげることはできません。
それでも、この症状と付き合いながら、乗り越えようとし続ける姿や、たまに後退することもありながら、完璧じゃない自分を見せつつ活動してる姿を伝えていくことが今の私にできることかなと。

それが誰かの希望と言ったら恐れ多いけれど、そういう人もいるんだなと知ってもらえたらなと。

大変だった時にお世話になった方や、心配をかけた母への恩返しにもなったらいいなと思っています。

05.にこまおさんからのメッセージ

食べることと、作ることを含めて「食」というものは、最終的に自分自身のことも周りのことも豊かにしてくれる行為のひとつだと思っています。

そこには辛い思いを抱えるより、少しでも明るくハッピーな気持ちで関われることが理想ですよね。

私の考える食とは、その時間を愛することです。
そこに、苦しみはないといいなと願っています。

食材を作ってくださる生産者さん、料理を豊かにしてくれる調理器具、いろんな料理家さんの思いがこもったレシピたち、個性が並ぶ愛おしい食卓。

ただ口にするものと一つに括ってしまうとそれまでかもしれませんが、そこにはいろんな愛が詰まっているんだなとキッチンに立つ時間が増えて気づくことができました。

常に完璧である必要はないけれど、ちょっとでもそんな時間が増えるように。
そのきっかけになれるよう、私も頑張っていきたいです!

06.イチオシレシピ

私のイチオシレシピは、
【デパ地下を越える イカマリネ】
です!

タンパク質豊富なイカと、たっぷりのお野菜がとれるヘルシーな一品!
華やかな見た目なので、どんよりした気持ちも明るくシャキッと入れ替わる◎

元気が出ない時でも、少し頑張ってこれが食卓に並んでいたら、
それを囲む食卓の皆さんの気持ちも「わぁ☺️」っと明るくなりそうです!

そしてきっとみんな「おいしい!」と褒めてくれるはず(笑)

そこにはきっと、幸福な時間が流れると思います。

・・・・・・・・・

にこまおさんが生み出す、幸せのサイクル 🍀

ヘルシーレシピは、楽しい食卓へと繋がり、
過去の経験は、誰かの希望の光へと繋がっていく。

ひとりぼっちで悩んでいたら、
にこまおキッチンをそっと覗いてみて!

今日も一緒に 「これ作ろ🎶 」


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