見出し画像

結婚式をした話

去る9月某日に、地元の大分県別府市で結婚式をしました。

ほんとうは今年の4月にやるはずだったのですが、コロナが年明けから猛威を奮い、3月あたりから学校が休みになったりディズニーが休園したり、世間がただならぬ雰囲気になり始めてしまって、毎日結婚式を実施すべきか悩んで正直この時は準備どころではありませんでした。

精神衛生上もよろしくなかったし、何しろ未曾有の事態だったので、そこから半年先の9月に延期したのでありました。

夏の間も感染者数は増えたり減ったりしたし、やれGotoトラベルだのやれ第2波だの、日々変わりゆく情報に翻弄され、9月開催もギリギリまで悩んだのですが、感染対策を講じたうえでできる範囲で予定どおりやる決断をしました。

もともと結婚式に対して特別な憧れはそこまでなくて、私がこれまで参加したように、自分の番が来ても「普通に」やって終わるもんだと思って準備していました。
一度延期を決めてからは考える時間がたくさん増えて、今までの「普通」はもう通用しないんだと割り切るのと同時に、なるべく工夫して、できれば足を運んでくれたゲストが来てよかったと思ってくれるような式にしたい…と思い、諸々の演出も考え直しました。
その分、思い入れも特別なものになったように思います。

規模は親族と友人あわせて41人で、会場は私の地元の大分でやりました。実際、やっぱりやってよかったなあ、と思うところが大きいので、やりたいけどやるべきか迷っている人の参考になると嬉しいです。

ちなみに前撮りは今年の3月に、由布院のアルテジオ美術館で撮影しました。トップの画像は美術館のエントランスです。すごく素敵な雰囲気の美術館で、併設しているカフェは何食べてもおいしいので、ぜひ足を運んでみてください。

式場での対策

式場にやっていただいた対策は、

・受付にはアクリル板設置。芳名帳の記載は省略。

・挙式の際、チャペル内は1席ずつ開けて座ってもらう。

・食事と写真撮影の時以外は全員マスク着用。マスク入れを各テーブルに置く。

・テーブルはMAX4名まで。親族のみ6名掛けまでOK。

・(当日天気がよかったこともあったので)披露宴中はずっと窓全開で会場換気。

・ファーストバイトで新郎新婦が食べるケーキはスタッフがナイフで切り分けたものをスプーンにのせて食べる(なので、もっと多くケーキすくって!!みたいなやつはなし。シュール。)

※もちろん検温の実施、消毒アルコールの設置などの通常の対策も行ってくれました。

新郎新婦は基本マスクなしだったのですが、帰りのゲストお見送りの時とか、ゲストと長く話すときはマスクつけるようにしてました。

せっかくなので普通のマスクじゃ味気ないし…と思って、新郎新婦おそろいのマスクつくるか〜と思ってネットで注文して作りました。

「Groom」「Bride」のワンポイント刺繍が入ってます。よい記念になりました。

やめたものは、

・デザートビュッフェ

・新郎新婦の両親のお酌

・二次会、友人余興

ゲストにお願いして幹事をやってもらったりする二次会や余興は、この時期で直前まで出欠が変わるリスクも踏まえて、役割自体がゲストの出席の負担になるのもよくないかな…と思ってやめました。(友人スピーチも代表1名という形ではなくて、数人にテーブルインタビュー形式で話してもらいました。)
その分、披露宴で何かコンテンツをやろうということになり、夫婦がはまっていた謎解きを作成することにしました。

あと、義父が海外滞在で渡航制限のため参加できなかったので、夫が色々頑張って自分のPC使ってZOOM配信をやっていました。(式場に頼んだら機材の手配などかなり高かったため自前。)

夫は色々準備大変だったと思うけど、義父にも遠隔で見てもらえてよかったなと思います。こういうリモート配信のサービスが今後色々出てくるんだろうけど、もっと気軽にできて、充実するといいな…。

披露宴の演出あれこれ

ここからは披露宴でやった演出の紹介になりますが、披露宴は以下のスタンスでやりました。

・できる限りやれることは自分たちでやり(乾杯のあいさつ、プロフィール紹介、余興とか)、なるべくゲストと交流するきっかけになる話題を増やす

・結婚式会場である大分県(新婦地元)に親しみを持ってもらうべく、ふるさと大分のものをなるべく演出に取り入れる(夫が関東出身なのもあって遠方ゲストも多く、観光を兼ねて参加してくれた人も多かった)

ウスキボウルふるまい

ウスキボウルは、大分県の特産品のカボスのスライスと氷を入れ、臼杵にある久家本店さんの麦焼酎「常蔵」を注いでつくるお酒のことで、この飲み方で飲むとめっっっちゃ飲みやすくて大好きなので、披露宴でも出しました。新郎新婦が出会ったときに最初に飲んだのもこのお酒でした。

早い話が焼酎のロックなんですが、めっちゃ飲みやすいのでめっちゃ飲んでしまう(ゆえに飲みすぎると危ない)

余談で、これをやるために、事前に購入しておいた焼酎を他のウェルカムグッズなどとともに式場に送ったところ、配送中に瓶が割れて段ボールが酒浸しになり、式場を酒臭くしてしまう事件が発生しました。本当に、マジでスタッフの方々に申し訳なかった(他のアイテムはビニールにくるんでいたので無事だった)
配送業者さんが式の直前に同じものを手配して式場に持ってきてくれて事なきを得ました…。ありがとうございました。
絶対に酒瓶を別の荷物と一緒に送らないぞという(おそらく今後そういうことはないであろう)教訓を得ました。

余興の謎解き

二次会もせず友人に余興を頼まないと決め、何をやろうかと迷っていたところ、当時夫婦そろって謎解きにハマっていたので、謎、つくろうぜ!!!ということで二人で謎解きを作りました。
あんまり激ムズにして正解者いないのもあれだし、謎解きばっかやって生い立ちムービー見てくれなかったら悲しいな…等、色々検討し、ほどほどの時間でサクッと解ける難易度の問題を作るのとか、ギミックを仕込むの大変だった。松丸亮吾くんマジスゲーなと思った(師匠)
色々なネットのサイトなどを参考にしつつ、作成。

問題全部は書けないけどこういうやつを作りました。
(各回答の指示された文字をつなげると、あいさつ文に仕込んだ隠しメッセージを解読する別の指示になるという仕掛けでした)

参加賞(つぶらなカボスと江の島タコせんべい)はフライングタイガーで発見したシュールなラッピングバックに入れました。カワE。

お見送りギフト

お見送りギフトは湯布院の鞠智 (くくち)のスイートポテトにしました。

安納芋と紫芋のスイートポテト。2個入ってるのが夫婦っぽいなと思っていて、昔からこれをお見送りギフトにしたいという謎の野望があった。

鞠智のお菓子やジャムが好きで、湯布院に行ったら必ずお店に寄って絶対なんか買って帰るのですが、最近なかなか行けないので次帰省したら絶対に行くぞ…という気持ちです。

おわりに

私たちもたくさん悩んで色んな可能性を比較検討して、ベストではないかもしれないけど、自分たちが納得する形で最終的に式をあげられて、本当によかったと思っています。色々と柔軟に配慮してくださった式場には感謝の思いでいっぱいです…。

今の時期に結婚式をやることを悩む人もいるし、開催も延期も中止も、どれが正解ということはないと思うけど、人生一度きりの大切なイベントだから、「やりたいな」と思っている人が、後悔のない選択ができるといいなと思いました。

こういう風にやった夫婦もいるんだな、と、参考になれば幸いです。おしまい。

<紹介した大分のお店、施設>

〇別府 リバティウエディング・アプロッシュ(今回お世話になった式場。別府湾が見下ろせる素晴らしいロケーション。スタッフの方々もすごく親切で、最後までお世話になりました…!)→ http://www.approche-2002.com/
〇由布院 アルテジオ(前撮りロケ地。雰囲気がすばらしい。)→  http://www.artegio.com/
〇臼杵 久家本店(ウスキボウルのお酒「常蔵」を取り扱っています。スッキリしてて飲みやすい)→ https://kugehonten.jp/category21/
〇由布院 鞠智 (くくち)スイートポテトがおいしい。あとジャムとかどらやきもおいしいです。デザインも素敵。→ https://cucuchi.jp/

※挙式用のマスクなど、購入したものは楽天ROOMでも紹介しています。

楽天ROOM→https://room.rakuten.co.jp/room_772b4156f7/items

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?