ハイスクールなミュージカル
最後に投稿してからだいぶ時間が経ってしまった。実は下書きに書いているnoteはあるのだが、感想が長引いてしまってまだ眠ったままだ。
そんな状況ではあるが、昨日はハイスクール・ミュージカルを観たのでその感想やらを忘れないうちに書いておく。
観よう!と思った理由は特にないのだが、強いて言えばフィナーレの曲「We’re All in This Together」を聴きたくなったからだ。音楽って突然耳に蘇って猛烈に聴きたくなったりすることがある。今回もそんな感じ。そして曲は知っていたし作品も知っていたけど観たことがなくてずっと観ないとなと思ってたこともあり、善は急げということで。
開始してわりとすぐにミュージカルに突入したので「あ、こんなにすぐ歌い出すんだ!?」とは思ったものの、元々ミュージカルは好きなのであっという間に映画に没入。
トロイとガブリエラめっちゃ歌上手い……。
まあミュージカル映画の主役なんだから当たり前なのかもしれんが、歌が上手い。
ストーリーはサクサク進み、要所要所に歌も挟まったこともあり、1時間40分はあっという間だった。バスケのキャプテンであり学園のスターのトロイと、秀才な転校生のガブリエラ。側から見ると正反対の2人が歌を通じて恋をする様はこの年になるともう眩しすぎるが、微笑ましくまさに青春だ。(こんなキラキラな高校生活を、私は知らない)
そんな眩しい映画だったが、トロイをバスケに集中させたいバスケ部員たちと、ガブリエラをコンテストに集中させたい友人たちが結託してトロイとガブリエラを衝突するよう仕向けたのには狡猾さを感じずにはいられなかった。しかし、トロイとガブリエラが距離をとることで、結果として逆にトロイはバスケに集中できなくなり、ガブリエラはトロイを誤解して傷ついた。友人たちは自分たちが起こした過ちに気づいて2人にそれぞれ謝罪し、トロイもガブリエラに本当の気持ちを伝えてことなきを得た。
が、これ現実で起きたら到底立ち直るまでに時間がかかるし、私がトロイなら部員のみんなのこと嫌いになりそうだ。トロイも失望した的なことをぼやいていたし、そりゃそうだよなと思う。
その一方で部員たちや友人たちの気持ちもわかる。一緒に切磋琢磨している仲間が大事な試合・コンテストの前に横道に逸れているようだったら心配だし困惑もするだろう。しかも全然興味なさそうな分野で。「あいつ何してんだよ」となるだろう。そうなった上で、「最終的に悪かった、応援する」と言ってくれたのはみんな根が良い子なのだなと感じた。その上で手段が狡猾なのも、高校生ならこれくらいするかもなと思わせる。
歌を通じて本当の自分を曝け出し、試合もコンテストもオーディションも全て大成功。オーディションのライバル:シャーペイとも最終的にはいい感じに。映画だからこその大団円だが、明るく前向きで観終わった後に爽快感が残るようだった。いい映画だった。続編もまた観たい。
最後に。フィナーレ直前のトロイとガブリエラがキスしそうでしなかった場面では思わず「キスせんのかいっ!」と野暮なノブが顔を出してしまった。しょうがないと許して欲しい。若者のイチャイチャはいいものなのだ。
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