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ジェットコースター病


私実は、ジェットコースター病なんです。

(勝手に自分で考えた)




正式名称は「双極性障害」っていいます。

気分障害のひとつで15~19歳で発病することが多いそうです。うつ病とは違って、躁状態(著しく気分が高揚する)と、うつ状態(意欲が低下し、憂うつになる)をジェットコースターみたいに繰り返します。

発症の背景には遺伝など諸説はありますが、ストレスや生活環境の変化、生活リズムの乱れなどがあることが多いようです。

およそ100人に1人が発症すると言われているので、決して珍しい病気ではありません。


私の場合、


18歳
(3~6月)躁

19歳
(7~3月)うつ

20歳
(4~11月)躁
(12~8月)うつ

21歳
(9~12月)たぶん躁

って感じで繰り返してます。


ご存知の方も多いと思うんですけど、19歳の7月から翌年の3月までは大学に行けず、実家に引きこもってました。その後、回復したので飲んでいた薬をやめちゃったんですけど、それがいけませんでしたね。ほんと。

当初は「適応障害」って診断されてたのですが、繰り返してやっと「双極性障害」と診断されました。再発率90%以上らしいので、皆さんもちゃんとお薬飲もうね。ほんと。


今は身体に合う薬も処方されて、久しぶりに人間らしく生きれてます。

今回はそんな私の経験に基づいて、お話をしますね。なかなか人に見せられない写真もいっぱい載せるので、良かったら読んでいって下さい☺️





じゃあまず私の躁状態と時とうつ状態の時がどんなもんか、スケジュール帳をお見せしますね。



上が躁状態、下がうつ状態です。
一目瞭然ですね!!笑

躁のときは、予定をギッシリにします。また元々忘れっぽいので、サークルやバイトに関する細かい時間もすべて書き込みます。

うつの時は、もうスケジュール帳を開くのすら辛いです。基本外に出られない状態なので、家にいます。


それではこの2つの状態について、我ながら面白いなぁと思う点をピックアップして細かくご紹介していきます!!










躁状態⤴⤴⤴⤴⤴⤴


「やまは本当にアクティブだねぇ」
「友だち多くて羨ましいわぁ」


嬉しいことにそんなことを言って頂けることが、大学生になってから多くなりました。中高校生の頃の私からでは、考えられません。



勉強と部活に精一杯だったので何かに挑戦するってこと自体少なかったですし、友人も仲のいい少数のグループとしかつるみませんでした。

男の子となんて恥ずかしくて、地元からの男友達と部活のメンバーとくらいしかお話しできなかったなぁ。

「大学デビュー」と言ってしまえばそれまでなんですけど、列記とした病気だったんですね。



躁状態では、
異常なほどの気分の高揚が持続し「自分はえらい」「自分はすごい」という気持ち(万能感)が強くなります。

体中がエネルギーに満ち溢れたように感じて、あまり眠らなくても平気になったり、上機嫌でおしゃべりになったりします。当時は毎日2、3時間しか寝なくても全然元気でしたし、沢山の人とコミュニケーションが取りたくて色んな場所出掛けました。


また色々なアイディアが次々と浮かぶ様になります。私の場合は大学2年生の秋頃の症状がひどく、

「私は世界を救える!NPOを立ち上げる!」
「このままじゃダメだ!学科やゼミを変えなくちゃ!」
「まだまだ学びたいから大学院に進もう!」


などと供述しておりました……。


嘘をついてる訳じゃないんです!!!
当時は本当に心からそう思ってました!!!

半年も休学まがいなことをしといてそんな事言い出すもんだから、父とははちゃめちゃに喧嘩しました。ほんと親不孝クソ野郎です。






うつ状態⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎


躁状態も勿論厄介ですが、私が何よりつらかったのがうつ状態です。


意欲が低下し、何事に対してもおっくうになります。

感情が振れなくなり、好きだったものに興味や意欲が持てなくなったり、何をしても「楽しい」と感じられなくなります。

身体の面でも、過食過眠、または拒食不眠などの症状が現れます。私の場合は過食過眠で、10kg以上は軽く太ります。




掃除や洗濯は一切出来なくなりました。部屋はどんどん汚れていくし、ほとんど毎日同じ服を着てなんとか大学に行ってました。


1週間に1回お風呂に入れればいい方。



食事も不健康極まりない感じ。夜中に1200円分くらいのお菓子をほぼ毎日食べてました。当時ハマってたのは、ポテチとクランキーチョコとチョコパイとチョコタルトのパンとアイス。今は見るだけで胸焼けがします。笑

カップ麺のお湯も湧かせないので、そのままかぶりついてました。味がしないのでスープの粉をかけるんですけど、隙間からほとんど落ちるの。笑


そんな私を見兼ねた友人たちがよくご飯を作りに来てくれたり、掃除や洗濯をしに来てくれたりました。

また1人だと怖くて何も出来ないので、一緒に寝てくれたり、お風呂にも入ってくれたりしました。

お陰で今、健康に過ごせてます。本当にお世話になりました🙇ありがとう。



さらに、ものごとを悲観的に考えがちになり、将来に絶望したり、自分自身を責めたり、自殺を考えたりすることもありました。

うつ状態の特徴として朝が特につらかったです。沢山の人に早朝から死にたいってLINEやメールをしてたなぁと今、見返して反省しております。


あと毎朝、学校に行く前に首を吊ってました。

タオルを棚にくくりつけてやってたんですけど、苦しすぎて途中で辞めちゃうし、授業の時間になったらちゃんと学校いくんですよ。笑

実家で休んで元気になり、ひとり暮らしの家に戻って、その紐をほどいた時はなんだか笑えました。(笑えねぇよ)


他にも一日中首に包丁を当ててたり、一日中飛び降りるための高層マンションを探したりしてました。



あと当時、1番悩まされたのがこれ!!!!
抜毛症っていうんですけど、髪の毛抜いちゃうの!!!!!!

これは大学3年の前期が1番酷くて、皮膚までむしっちゃっていつも血だらけでした。

当時お世話になった友人たちは「やま髪の毛生えてよかったねぇ~」なんて冗談を言ってくれますが、本当によかったなぁって思います。笑



他にも吃音症や幼児退行など様々な症状が見られたそうなのですが、如何せんうつ状態の時は記憶があいまいです。薬のせいもありますが、どうやら自分の内へ内へ入ってしまう病気なので、外部との関わりの記憶が維持できないそうです。

不思議ですが、何だか面白いですね。







今、こうして面白おかしく自分の病気について書けるのも、当時見捨ててくれなかった友人や家族のお陰です。


また保健室や病院の先生方には言うことを聞かず、大変ご迷惑をお掛けしました。本当にごめんなさい。




身体に合った薬が見つかったこともあり、最近はすこぶる調子がいいです!!

しかし、もしかしたら、てか、こういう話をSNSでしてる時点でたぶん、若干躁の傾向が現れてきてるんだと思います。




でも私、躁って決して悪い状態じゃないと思うんです!

反動でうつになるのは辛いし、色んな人に迷惑がかかります。けどしっかり薬を飲んで睡眠や食事をコントロールできれば、色んなことに挑戦出来るようになるし、沢山の出会いがあります。


私の尊敬する双極性障害の務めびと。松浦さんも仰ってました。



双極性障害の勤めびと。たどり着いた自分らしい働き方 第1回|松浦秀俊 / 双極ライフ @bipolar_peer|note(ノート)https://note.mu/mahide/n/n003bcf089b8f


このnoteは私がうつの時に、毎日読んでました。私もこんな風に自分をコントロール出来るようになるんだといつも勇気を貰ってました。


そして今日書いたこのnoteが、もしかしたらまた躁うつになってしまうかもしれない私自身をはじめ、気分障害に苦しんでる誰かに勇気をもたらせれたらなぁと思っております。













「今は辛くても絶対良くなる!!」















2018/12/24 やま

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