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田舎の夜の居場所

喫茶ハザマは夜0時まで営業しています。

というかしてみています。

SHOP編集の店の周辺は、飲み屋は少しあるけれどそれもそんなに多くはなくて、さらに夜お茶が飲めるところはもっと少ないのですが、夜ちょっと外で過ごしたい人とか、仕事からの帰りまっすぐ家に帰りたくない人とか、そういった人がいやしないだろうか?と考えていました。
何よりわたし自身が夜お茶でも飲みに外に出たいな、とか家に辿り着く前にちょっとどこかに立ち寄りたいなとか思う方なのですが、ここに住んでいると「でも、一体どこに行けば?」となります。
近所のファミレスはわたしとしては最高に居心地がいいのですが、もう一個くらい選択肢があるとなお幸せ、と思います。

わたしは今まで仕事の帰りとか人に会った帰りは時間があればだいたいカフェに寄って一日の反省会、というとなんだかネガティブっぽいですが、振り返り?をしていました。
それをしないとどうにも家に帰れないという感じすらあって、以前夜勤の仕事をしていて、眠いんだしさっさと帰って寝ればいいのにと自分でも思うのですが、なぜか朝必ずカフェに立ち寄っていました。
そこでちょっとポジティブになる、とまではいかなくても少しその日のことを整理してなるべくスッキリさせて家に帰りたいのです。
そういうことはお酒でやる人も多いのだと思います。

はい。それで、一つ前のnoteに書いたおめかしの話と同じようなことですが、そういう場所がこの辺りにはあまりないので自分たちで作ってみた、というかんじです。
自分たちはお酒よりお茶の方が好きなので飲み屋ではなく喫茶になりました。
でも一応お酒のメニューもちょっとだけあります。実は。

以前「いちごをおいしく食べるための装置としてのパフェ」というタイトルの一日限定の企画をやった時も似たようなことを言いながら23時まで開けてみたのですが、結局20時以降は来場者がいませんでしたね・・・。
それでその時は、そうだよね、だって20時過ぎたら外真っ暗だし人なんて全然いないもんね、と言って終わったのでしたが、また再び同じようなことをやっていますね。

まぁ、変わらず外に人はいないですが、行く先があれば出かけることはあります。
そういう需要がここにあるかはわからないのですが、そういう需要があるんだろうかどうだろうか、ということが気になるので夜の営業をちょっとやってみています。
どうなるでしょうか。

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東京に住んでいた時は、大した理由がなくてもちょっと出かけて本屋に行ったりお茶を飲んだりそういうなんでもない気晴らしみたいなことがすぐにできたなぁと思います。
今はこれをするぞ、見るぞ、と決めないと外に出かけづらいです。
そして夜が来るのも早いです。
田舎というのはそういうものなのかもしれません。
(外から来た自分が「田舎」という言葉を使うとちょっと嫌な顔、というか、え?という顔をされることがあり、何というニュアンスを込めているわけではないけどちょっとネガティブな印象があるのかも?と思い「田舎」という単語を使わずに話や文章を進めようとすることがあるのですが、単に都会ではない場所という意味です。)

わたしはいまだに福岡の過ごし方があまりわかっていないのかもしれません。
日常生活はもちろんできるけど、(いやできているのかしら)それ以外の、なんというんですか?楽しみ方?
でも20数年東京千葉付近で過ごしてきてあの辺での自分なりの過ごし方はまぁわかるけど、住んで3年位の福岡の過ごし方をもうバッチリわかってるとか、そんなわけないよね、と何かと下手くそな自分を肯定しようともしています。
3年も住んでればわかってそうなもんだけど。

これから東京オリンピックで東京がざわざわしそうだしそれが終わるまでは東京にいなくていいや、と思いつつ福岡に来たのですが、2020年を迎えてもオリンピックをやっていないとは驚きです。
本当に世の中何があるかわからないです。と、改めて当たり前のことを感じてしまいます。

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こんな状況なので、お店の営業方法や営業時間は状況を見つつ日々検討しています。
出来る範囲で出来ることをやっていきたいと思っています。

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