草場の家

SHOP編集ショップクエスト12〜ちょっと思ったこと〜


田舎での空き家や水回り事情についてだんだん詳しくなっていった中でいくつか思ったこと。


①山の上のパン屋さん
ものすごい山の中とかではない場所でも下水道が通っていない、というのが最近の驚きでした。
この感じでいくと、田舎と言われる地域で下水道が整備されていないところは結構多いのだろうなと思います。
でも、山の上にポツンとあるパン屋さんとか、田舎の中に急に現れるカフェとかいくつか頭に浮かんで、ああいうところはどういうふうにしているんだろうと気になりました。
多分、下水道は通っていないだろうなぁという場所にありました。
浄化槽を入れたか、浄化槽を入れず排水に気を使いながら営業をしているか、排水をあまり気にしないか、のどれかなのかなぁと想像しています。
古民家カフェといわれるものはおしゃれにリノベーションされているところも多いような気がするのですが、おしゃれの裏にはクリアしなければいけない条件もたくさんあるのが最近わかってきたので、今度そういう場所に行ったらそういう視点でカフェを見ていると思います。


②田舎に住む
地方の町は色々な方法で町のPRをしています。
そして田舎の町のPRの要素の一つに「豊かな自然」というのが結構な割合であると思っています。
これは都会に住んでる人にとっては時間とお金をかけないとなかなか得られないもので、わたしも都会に住んでる時一度は田舎ってものに住んでみたい、と思っていました。
今ショップ探しをしている広川町も町を紹介するリーフレットなどは「自然豊かな」感じをアピールする写真を使ってそういう見せ方をしていると思います。
ただ、いかにも「自然豊かな」感じのエリアはインフラの整備がされておらず、「採算が取れないから今後もする予定がない」(by役場の方)となると、お、むむ、難しい、と思います。
町の中心部のアパートに住むなら簡単だし、田舎の中のそういう家を選択することもありだなぁと思いますが、町が積極的にアピールしているイメージとちょっとずれがあるように自分は感じます。
でもわたしもまだショップ探しの途中なので、どういうことがどういう風にクリアしていけるか、実践の中で考えてみたいところです。


③そのままの家
このnoteであげている家以外にも並行して何軒かの空き家を見に行きました。
見させてもらって不思議に思ったのは、多くの家が荷物をそのまま残して空き家にしていることでした。
まるでその家からある日突然人だけが消えたような感じです。
タバコの吸殻や空き缶が置いてあったり、洗濯物が干したままの場合もあります。
家の片付けをするのは時間も体力も使うし、思い出のものを捨てるのは気力も使うのだろうと思います。
オーナーさんとお話をする中で、貸すことに前向きになれない理由の一つとして片付けをするのがちょっと、というのは何回もありました。
そして、貸していただける場合は片付けを手伝います、という話をすると、それはものすごくありがたい、ということをおっしゃる方も多かったです。
それにしてもなんでここまでそのままに、と不思議に思います。
自分だったら、と想像します。

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