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ばあば、機械編み

昭和54年(1979年)ばあば34歳 機械編みを習い始めます。
お友達が機械編みのセーターを着ていたのを見たのがきっかけ。洋裁は布地を切ったらやり直しができない、でも編み物はほどいてやり直しができる。子供の頃からおばあちゃん(👵の母)が棒編みで作ってはまた別のものに作り替え、最後の最後まで糸を大事に使っているのをずっと見ていたので、材料が無駄にならないとのでいいなぁと、ずっと思っていたそうです。

当時まだ車の運転免許をとっていなかったばあば、自転車で編み物学校まで通います。一台しか編機を持っていなかった為、はじめは自転車の荷台にくくりつけて持って行きましたが、車にあおられてからは10kg以上する編機を片手に持ち、教室まで自転車で行き50分、帰り50分、雨の日はカッパを着て、一生懸命通いました。授業は週一4時間、約2年間通いました。和歌山から奈良に引っ越してからも機械編み教室2箇所で2~3年通いました。

昔はミシンは嫁入り道具、編機を持っていく人も結構いたそうですが、ばあばは編機は持っていきませんでした。機械編みは教室で講師にならったほうが色々な技術を習得できるので、自己流でするより結果良かったのかもしれません。


現在持っている編機は6台、作る作品によって編機を使い分けます。
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①シルバー/SK-328(パンチカードカンタン8)
 初めて購入した編機 *主に編み込みに使用
②ブラザー/KH-890 PalieA(パリエ エース)
 *主にレース編みに使用
③ブラザー/KH-881 Palie8(パリエ8)
④ブラザー/太糸編機 KH-230 PUNCH8(パンチ8)
 *太糸でシンプルな作品に使用
⑤ブラザー/太糸編機 KH-260 PUNCH9(パンチ9)
⑥ブラザー/電子編機 KH-930 Topical-3(トピカル3)
 当時30万以上した編機 *複雑なレース編みや編み込みに使用 
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家庭用編機のメーカー、ブラザー工業は2004年撤退、シルバー精工は2011年破産。現在はもう製造販売していません。修理してくれるところもほぼ無いい状態なので、大事に使わなければなりません。


編機を片手に持ち、自転車に乗って、当時を再現してみました。
9.6kgの一番軽い機種KH-230でも、ズッシリきます。
長さがあるのでバランス感覚も必要そうです。

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昔の作品 ↓ カワイイです 🥰

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