マガジンのカバー画像

portfolio

4
Artの記録。
運営しているクリエイター

記事一覧

Tomioka sakura × Kagami, Kagami.

東日本大震災から10年の節目に、コミュニティカフェEMANON(福島県白河市)のチャリティイベントにて本作品を制作展示した。 同イベントにて、復興プロジェクトを手がける双葉郡富岡町出身の金成美玲氏の「富岡で動くことと、他所で動くこと。意味合いは大きく違ってくると思う。」という言葉にインスピレーションを受け、制作に至る。 本作品では、Kagami, Kagami.の投影法を用いて福島県有数の桜の名所である夜の森(富岡町)の桜の映像を投影し、 内側の人間が見るもの、内側の

Kagami, Kagami.

【鏡】:滑らかな面における光の反射を利用して容姿や物の像などをうつし見る道具。 【鑑】:真の姿を考えみる。みきわめる。手本。 マジックミラーにプロジェクターで光を放ち、奥の石膏スクリーンに投影する作品。 表面と深層の人間を考えること。本質を見ること。 イデアと科学理論の像が重なる。 ミラーに水をかけたり、 反射を観察したり。 体験と観察を含めた考察をする。 2020.DEC Shuto Akabane

in soil.

金属は土の下で穏やかに眠っていた。 人間に掘り起こされて、溶かされ、形を変えられ。 それに反発するように、 「土に帰りたい。」と自ずから願い。 土のような見た目の錆になり。 土に帰ろうと必死で身を壊す。 2021 JAN Shuto Akabane

to sit. in detail word, to sink.

”座る”という言葉。 日本では正座、あぐら、体育座りなどの場面に応じた応じた様々な座り方が存在し、種類により言語化されている。 しかし、椅子を用いた座り方を日常で言語定義することはあまりない。 そこで椅子の座り方を一種類定義し、自分の想像での姿勢と現実の姿勢を点と線にする。 正中線と肢(腕脚)の主要部の点を繋いだ線で、 「座るという一括りにされている中のリラックスした姿勢」 「”沈む”椅子に体重を委ねる私の想像の状態」 両方を比較し、椅子を用いた座り方、言語定義について考