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アラサーだけど乳歯が生えているもんだい


10歳代の頃から知っていたけど
アラサーの私には
乳歯が生えている

その下に
大人の歯はもう存在していないので
乳歯が抜けたら
歯抜けということだ

「もって30歳ごろまででしょうね」と
歯医者さんから
言われていたけど
自分ではそんな気がしなくて
私は例外じゃ!と
たかを括っていた

31歳になった年の
10月。急に
右下の歯で噛むのが
しんどくなった

そうだ、これは確か乳歯だ

ぎくり

ついにその時がきてしまった

半年ほど前に
かかりつけの歯医者さんが
万が一の時のために、と
選択肢を提示してくれていたことを
必死に思い出す

インプラントか?
お金も用意していないし、
そんな高価な選択肢は
毛頭考えていない

入れ歯か?
祖父母のもの、と思っていたソレを
アラサーの私がするのは
自己のイメージから
なんか気が進まない

ブリッジか?
抜けた歯の前後を
犠牲にする方法は
ちょっとなあ

歯列矯正か?
これもかなりの高額だ
乳歯さえなければ
そもそも矯正しようなんて
思わないほど、
自分の歯並びに関心はなかった

今まで
ぼんやり頭の端っこにあった
乳歯問題が
いざその時になると
急に現実化を持って
目まぐるしく私の脳裏をぐるぐるする

そして
歯医者さんがやたらと
歯列矯正を勧めてくれていたのを
ふと思い出した

藁にもすがる思いで
私は歯列矯正クリニックいくつかに
カウンセリングの予約を入れた

思い立ったが吉日

のんびり屋さんの自分が
まさかこんなにトントンと
行動するなんて

自分の身の周りの問題って
おこるべくして
起こっているんだなあと思う




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