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季節が変わる。

わかめ作業が始まる。
三陸の春が始まる。

まだ寒い早朝に船は出港する。
沖に浮かべた、養殖施設につく頃には頬はすっかり風で真っ赤になって
三陸の凍てつく船上で鼻水を垂らしながらの作業。

気がつけば、陸では桜も咲いて、
次第に、太陽が昇る時間が早くなり
海水で手が悴む日々も少なくなってきた。

自然の厳しさと恩恵を引き受けて全ての水揚げを終える。
三陸の春の終わりを感じる。

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