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頭を柔らかくするアイデア発想法

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クリエイティブな発想に役に立つ記事をまとめています。
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#ビジネス

なぜ、コンビニで売っているものは答えられるのに、「売っていないもの」は答えにくいのか

人には、簡単に答えられる質問と、答えにくい質問があります。 就活や仕事で「答えにくい質問」に出会った時は、真正面からぶつかるだけでなく、自分なりに質問を再定義する力が必要です。 では、どうすれば答えにくい質問を、答えやすい質問に再定義できるのか。 今日は、就活や仕事で成果を出すための「課題の再定義」について書いてみたいと思います。 大きな質問を、答えやすい質問に変える先日、会社の後輩が実施したある研修にサポート役で参加したのですが、その中でこんな練習問題がありました。

発想が広がらない時に役立つ、アイデアの「綿毛構造」

新しいアイデアが思いつかない・・そんなことありますよね。私も入社したばかりの日々は、常にその悩みを抱えていました。 その後、数々の現場を経験したことで、発想のコツが多少は身についたような気がします。また、学生や若手社会人を対象に、アイデア発想法についてお話しする機会も増えてきました。 そのような場では、参加者の多くは「埋めればアイデアが生まれるフレームワーク」のようなものを期待します。もちろん、発想のフレームワークはたくさんあるし、知っているとアイデアの数は広がります。

ネーミングに悩んだら、顧客の「使う瞬間」にヒントを探そう

コロナ禍のイエナカ需要の高まりもあり、農業の産直サイトが盛り上がっています。 我が家でも先日、母親と昼ごはんを食べていた時に、食後にシャインマスカットが出てきました。 「○○って直販サイトがあるでしょ。そこで初めて買ってみたの」 仕事柄、60代女性のネットでの購買行動に興味があったので、さりげなくどうやって購買に至ったのか、その理由を聞いてみました。 相手が「使う」ことを考え、ネーミングをつける 母親は、広島の山の上で育ったそのシャインマスカットが、寒暖差を利用して

ヒット商品を分析する一番簡単な方法は、似ているものと比較すること

先週、日経MJの2021年上半期ヒット商品番付が発表されましたね。 もう半年たったのか・・と、時の早さに驚くばかりです。 ところで、私が入社したばかりの時、先輩から「ヒット商品のものはなるべく自腹で体験して、なぜヒットしたのかを分析するといいよ」と言われました。 しかし、新人の私は、体験はできるけど、分析方法については全然わかりませんでした。「すごい」とか、「おもしろい」とか、そんな感想ばかり。 そこで今日は、当時の私に教えてあげたい、ヒット商品を分析する一番簡単な方

小学生に教えてもらった「伝え方」のヒント

大学時代の専攻は教育で、卒論のテーマは「幼稚園の研究」でした。今でも教えることにとても興味があります。 ところで、文部科学省が雇用対策の一環として、企業向けに学校の求人を紹介する専用サイトを開設したそうです。 他にも、民間企業でも、小中高の学校教育に特化した人材仲介サービス「複業先生」というものがあるとか。 今後、学校の授業で普通のビジネスパーソンが「会社員先生」として教壇に立つということが増えてくるのかもしれません。 そういえば、私も数年前に、小学校で「会社員先生」