見出し画像

負けヒロインが多すぎる! これ夏アニメで一番面白いです

お久しぶりです。ショオです

とにかく今すぐ見てください
このアニメ、ラブコメ超えてます

やっと現れました
僕が見たかったアニメなんですよ!!!

ということで今回は負けヒロインが多すぎる!に関して話します

↓アニメをまだ見ていない方は
「負けヒロインが多すぎる! あらすじ」
「負けヒロインが多すぎる!は画期的」
「このアニメの構成」「このアニメの演出」「赤い布の意味」←一部ネタバレ
などを見ていただくと楽しめるかと思います


負けヒロインが多すぎる! あらすじ

クラスの背景である俺――温水和彦は、あるとき人気女子・八奈見杏菜が男子に振られるのを目撃する。

「私をお嫁さんにするって言ったのに、ひどくないかな?」
「それ、いくつの頃の話?」
「4、5歳だけど」

それはノーカンだろ。
これをきっかけに、陸上部の焼塩檸檬、文芸部の小鞠知花など、負け感あふれる女子たちが現れて――?

負けヒロインが多すぎる!雨森たきび ガガガ文庫 https://bookwalker.jp/series/309399/

負けヒロインが多すぎる!は画期的

そもそもこのアニメは原作のアイデアが素晴らしいんです

「負けヒロイン」
よく言われる表現
ラブコメでは魅力的なキャラをたくさん書かなければいけないんですが、そのキャラ全員と結婚することは難しく、そんなこと異世界転生しないといけない(笑)
では、その負けヒロインはどうなったのか

よくあるラブコメでは最後に、「負けヒロインも幸せになったよ!」という風に書かれていますが、それまでの過程が知りたい、本当に幸せになったのだろうか、そういう疑問を突き詰めて書いたのがこの作品です

負けヒロインは本作の主人公が初恋ではないのだ
それがまた良い!

このアイデアは本当に素晴らしいです!

ラノベ・アニメ・漫画の違い

この作品にはラノベ、アニメ、漫画があるんですが、それぞれ少し違うところがあります

主人公の性格

主人公どの媒体でも「陰キャ」なんですが、少し違いがあります

ラノベ…陰キャってかんじ
アニメ…ぼっち極めてて、一人でもそんなに苦     じゃない?
他人に迷惑をかけないようにしてる

避けて通る技
席に座れないのでポスターを見る技

漫画 …かわいい陰キャ
    多分普通に陽キャ?

ただ可愛いだけの漫画

この負けヒロインが多すぎる!には漫画版もあるのだが、個人的にはあまり良いとは言えず、見なくてもいいと感じます
あれはただ可愛いだけで、2次創作感がある
主人公ですら可愛くなってる

アニメでの覚醒

アニメ化
これは簡単に聞こえますが、実は違います
小説からアニメ、漫画からアニメ、このように変わると小説用、漫画用に考えていた構成がアニメでは通用しなくなってしまう
なので、漫画の構成をそのまま使い、ただただアニメ版にしてしまったアニメは駄目なんです

負けヒロインが多すぎる!はラノベとかなり違う構成で作られており、アニメの方にも見やすいようになっています
なので、この作品はアニメとして見てもかなり完成度の高い作品となっています
次からはアニメの構成に関して話します

アニメ 負けヒロインが多すぎる! 1話の構成

内容に入っていこう!

この一話かなり原作と違っており、アニメ用に改変されたものです
とは言ってもキャラは変わらないので安心を!
ただ、順番を入れ替えているです

アニメの一話では八奈見杏菜を中心に話を作ってありました
それはなぜか、それはもちろん最後のシーンを見せるためです

原作ではそのシーンの間にいくつもの話が挟まれています

その挟まれている話がなくてもスムーズに進めるようになっているのが第一話、本当に恐ろしいです…

このアニメの演出

なんの経歴もない僕が語るのもおこがましいかもしれませんが、一応漫画を描いたりするうえで、ちょっとは分かるので話しましょう

最初のシーン

エモい
エモい

こんな感じのエモいイラストが描かれている

凄い!!!

新海誠っぽさがあるよね
まあ、そんぐらい凄い

もう少しこのシーンを詳しく見る

このシーンでは主人公の温水和彦くんが哲学っぽいことを語っている

このシーンでは2つの意味がある

①設定の提示
つまり、「この作品は負けヒロインが出てくるよ!」ということ

②主人公の設定
実はこのシーンで一番すごいところ
この言葉だけで「主人公は恋をしていない」「主人公は人を好きにならない」「主人公はこの状況を悪いとは思っていない」ということが分かります

そしてこのカット

赤い布?

このカット、たぶんアニオリなのだが
実はこれ、一話の完成度を上げるためにめちゃくちゃ大事になってきます

ということで、次はこのカットと関係する最後のシーンに関して話しましょう

最後のシーン

主人公が赤い布を拾うシーン
ここでも赤い布が出てきます

そして、八奈見杏菜ちゃんがいない!

居た!

すると、あの八奈見杏菜ちゃんの涙が!

ゾワッ
怖い怖い

でもこのカット
めちゃくちゃ凄い
今までこんなことをするアニメあっただろうか
かわいいヒロインの涙を美しく描いていないんです
絶望とも嫉妬ともとれるこの表情、リアルすぎる…

それはまさかのれもんちゃん!?
←これがまたおしゃれ
負けヒロインとして、カップルを見て涙をす るのではなく、頑張っている人を見て涙
おしゃれすぎるだろ

赤い布の意味

結局、赤い布はなんだったのでしょうか

八奈見杏菜と幼馴染みの袴田草介の関係でしょう

結ばれていた関係がほどれて、その布が主人公、温水和彦に渡される

凄すぎる
どれだけ作り込まれているんだ…!

最後に

このアニメ、個人的に夏アニメで一番面白く、見ないと損

そんぐらい凄い作品です!

ぜひ見てください!

そして、スキもお願いします…

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?