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3日坊主から抜け出すには。

人は大抵自主的にやろうと決めたことを続けることができない。

例えば、Aさんが「この1年で沢山外国人と会って、英語力を上げる!」

と言っていても、1か月すら持たないケースもある。

そこで、今回のテーマは3日坊主から抜け出すにはどのような方法を取れば良いかということを書きたいと思う。

結論、方法は2つある。

1つ目は、現在やることを決める。(作業の可視化、タスク化)

2つ目は、中長期の目標を決める。

まず1つ目、「現在やることを決める」ということである。

割と当たり前のことだが、出来ていない人が多い。

そもそも、物事を続けることができない理由として、次にやることを考えることに労力を使って、実際に行動に移せなくなることで物事が続かなくなるというケースが多い。

そのような事態を防ぐためにも、作業の可視化、タスク化をしっかりして、今何をすべきかを決めることが重要である。

タスクはすごく細かいことでもいい。たとえば、先ほどのAさんが決めるべきタスクの例として、「外国人と会える場所を1つネットで探す。」「外国人がいそうな場所に足を運ぶ。」

といった軽いことでもいい。逆に、軽いことをこなせるようになると、タスクをこなしていく達成感を味わうことができる。

そして、次のステップがタスクの難易度を少しだけ上げることだ。

例えば「外国人と1日30分話す」というタスクを設定してしまうと、難易度を上げすぎたことで、より物事が面倒臭くなり、タスクをこなせないことによる後悔が募り、3日坊主になる。

だから、「外国人と会える場所を1つネットで探す」の次は、「外国人が良そうな場所に足を運ぶ」に少しランクを上げて、「外国人と3日に1回は挨拶をする」といった具合に、少しずつレベルを上げることが重要である。

最終的には、「外国人と1日30分話す」というレベルまで出来たらよい。それをできるようになったころには、タスクをこなす能力も格段に上がっているだろう。

2つ目の「中長期の目標を決める」ということだが、先ほどの「現在」の話ではなく、今回は「未来」の話である。

中長期の目標を決めることによって、モチベーションを向上することができる。

僕がAさんだとしたら、「2往復のあいさつを英語で出来るようになる。」

という目標を立てる。

これも先ほどと同じく最初から大きな目標を立ててはいけない。

目標を立てるだけではモチベーションはあがらない。むしろ焦りのせいで3日坊主を誘引してしまうかもしれない。

1番重要なのは、「その中長期目標を達成した自分を想像してみること」にある。

2往復のあいさつができるようになった自分はどうだろうか?最初は声をかけることすらできなかった自分が、挨拶を自分からできるようになれた!といったように、成長した自分になった気分を疑似体験してほしい。

この疑似体験が重要である。

人間のモチベーションの根源はこういうところにあって、何か自分に欠けていることがあれば、その欠けた部分を無くした自分になりたいから行動することができる。

だから、成長した自分になりきることで、その未来の自分により近づきたい思いが強くなり、未来の自分と現在の自分のギャップを感じることができる。

そのギャップが問題意識に生まれ変わる。

なので、中長期の目標を立てることがかなり重要であることが分かる。

今回はAさんという架空の人物で「この1年で沢山外国人と会って、英語力を上げる!」といった架空の設定をしたが、是非皆さんの生活に落とし込めてほしい。

簡単なことでもよい。「健康になる」でも「恋人を作る」でも「毎晩料理をつくる」といったプライベートのことから仕事のことまで細かな設定でもいい。

普段から意識して、自分で目標を設定して、2つの方法を実践する。ということを心がけて生きていると、かなり人生がイージーなものに感じる。

いわば人生を後悔なく、楽しんで生きるための方法でもある。

是非試してみてほしい。

6月10日 研究室にて

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