見出し画像

私にとってのプロ野球

今日はプロ野球史に刻まれる歴史的な1日になったこともあり、私にとってのプロ野球について改めて書きたいと思ったので書く。

プロ野球との出会い

父が会社の草野球チームに入っていたりプロ野球観戦が趣味であったこともあり、野球にはかなり早くから馴染んでいた。
休日は兄と父と公園でキャッチボール、平日の夜はプロ野球のナイター中継を観る。これが私にとっての当たり前だった。プロ野球というものがニュースなどと同じように毎日見るテレビ番組としてある。これが私とプロ野球の出会いだった。

当たり前が憧れに変わった日

そんな自分にとって当たり前だったプロ野球がある日突然、特別なものに変わった。年長辺りに初めて球場にプロ野球の試合を観に行った日。当時、千葉県に住んでいたこともあり初めてのプロ野球観戦は千葉マリンスタジアム(現ZOZOマリンスタジアム)だった。

あの日のことは今でも忘れもしない。それくらい衝撃ばかりの約4時間だった。スタンドに入る階段を登り一気に視界が広がり、眼前にグラウンドが飛び込んでくる爽快感、臨場感。ナイターに照らされて幻想的な明るさのグラウンド。スタジアム内に響き渡る各選手の登場曲。地響きかと錯覚するほどの大きな声で選手を後押しするライトスタンドのマリーンズファン。その日はホームラン(打ったのは西岡剛選手だったはず)が出たこともあって球場の熱狂は言葉で表せないようなものであり、幼い自分にとっては衝撃以外の何ものでもなかった。そんな衝撃の中で声援、視線、カクテルライトを全身に浴びながらダイヤモンドを躍動するプロ野球選手は幼い私にとってスーパー戦隊や仮面ライダーよりもカッコよく、キラキラして見えた。

そして今日、完全試合という生きているうちに見れるかどうか分からないような伝説的な記録を目にして改めて思った。
私にとってのヒーローは永遠にプロ野球選手であり、世界一カッコいいのはプロ野球選手である
彼らのプレーは小さい頃から文字通り血反吐を吐くような努力を積み重ねてきたことに裏打ちされている。立ち上がれなくなるくらい走り、ボールを追い、握力がなるくらいバットを振り、手のマメが潰れて血だらけになるくらいボールを打ち込むことでたくさんの人々を魅了するパフォーマンスが生まれるそのパフォーマンスを維持するために普通の生活さえも犠牲にしてセルフマネジメントをし、長い長いシーズン約140試合を戦い抜く。しかし、彼らは表舞台でそんな姿を決して見せることはない。
毎日球場に観に来るファンに、テレビを通じて観戦しているファンに夢、憧れ、日々の活力を与えるようなプレーをし続ける。

そんなプロ野球選手の姿を見て私は野球を始め、野球からたくさんのことを教わった。

私と野球の関係

野球を始めてから約15年。野球から学んだこともあれば、野球に救われたこともあった。
野球があったからこそ、コツコツ努力をする大切さを知れた。
野球があったからこそ、努力が報われなかった時の悔しさを知れた。
野球があったからこそ、最後まで諦めないことの大切さを知れた。
野球があったからこそ、中学入学と同時に転校した際に頑張ることができた。
野球があったからこそ、中学校で友達を作るきっかけができた。
野球があったからこそ、喧嘩をしていたとしても兄弟で時間を共有することができた。
野球があったからこそ、コロナで生活が制限された時でも日々のモチベーションを保つことができた。
そして何よりも野球があったからこそ、たくさんの素晴らしい先生、先輩、仲間に出会えることができた。


今所属しているチームも人間的にも技術的にも尊敬できる人ばかりで、本当に良いチームだ。小学生の頃からずっと本当に人に恵まれて、ずっと楽しく野球をすることができた。野球には、そして今まで出会った仲間たちには本当に感謝しかない。

私が野球にできる恩返しはとにかく今いるチームで真摯に野球に向き合うこと。野球離れが続く中で野球を愛し続けること、そして野球の素晴らしさを周りに伝えていくこと。
これくらいだと思う。そのためにもこのnoteもできる限り続けていきたいと思っている。
これからも野球がたくさんの夢や希望を与え続けられるように、私にできることは何でもしていきたい。

最後になるが佐々木朗希投手、完全試合本当におめでとうございます。そして松川虎生選手、史上最年少での完全試合達成捕手おめでとうございます。
まだまだ若い2選手のプロ野球人生がこれ以上ないくらい輝かしいものになりますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?