ハウスメーカーより地場の工務店

住宅展示場にいくつか足を運び、ハウスメーカーの話を聞けるだけ聞いてきた。
でもハウスメーカーじゃなく地元の工務店が一番だと思った。
友達が超大手高級ハウスメーカーで総額9桁出して新築したのに不具合だらけでストレス感じまくりだったり、逆に別の友達は地元の工務店で建てたら希望をほぼ全部叶えてくれた上に不具合もなく快適だという話を聞いていたってこともある。

でもそれ以上にワシが建てたい場所は湘南でしかも海に近い場所。
海に近いともちろん塩害がある。
普通の風じゃない海風にさらされる。
その塩害に対する実体験的なノウハウがあるかどうかは重要。
これは全てにおいて言えることだけど、理論値じゃなく経験値。
頭でわかっとっても体で感じられると実践できんだよな。

それにハウスメーカーは全国展開しとるもんで北海道から九州まで幅広い気候でクレームが出ない性能を考えんといかん。
もちろん地域によっての差はつけとるはずだけど、北海道に建てる家の断熱性能と沖縄で建てる家の断熱性能が同じである必要はないでね。
湘南も比較的温暖な地域。
だで塩害があって温暖な地域に合う家を普段から建てとる工務店がいいと思う。

土地を仲介してくれた不動産屋さん自身の家を建てたチームが工務店をやっとると教えてもらい速攻で話を聞きにいった。
その家がまた最高に素敵な感じだったし、住んどる人自身、しかも不動産の専門家がいい工務店だと太鼓判を押してくれるのは心強い。
しかも土地を見た後にそのまま見に行くという急展開だったのにも関わらず空いとった社長が対応してくれたのも好印象。
総理大臣が責任をなすりつけ続けるこの国で責任者自らが出てきてくれるのは心強い。

その工務店のポリシーをいろいろ聞かせてもらった。
「自分たちが住みたい家を建てたいからハウスメーカーから独立して工務店をやっている」
という思いに共感した。
湘南で楽しく快適に住める自分たちが住みたい家。
まさに求めとる家の姿だと思った。

総予算も土地の価格も伝え、たまたまうちが購入予定の隣の区画もその工務店さんが施工することが決まっとるらしく土地の状態もしっかり把握してくれとって安心だった。

翌日、最後の比較対象だった中古物件を見てから、この土地に申し込みを入れて、そのまま工務店さんに連れてってもらって設計士さんも交えて具体的な希望を打ち合わせした。
この工務店さんは大工の人数を増やさない方針で、常に施工状況をしっかり管理できる体制にこだわっとるのも好感を持てた。
結局、家を建てるのは大工さん。
その大工さんが下請けの下請けのそのまた下請けじゃあいい家が建つかどうかは博打だでね。

土地建物諸経費あわせても、ちょっとこだわりがある建売と同じぐらいの総予算で、かなりワガママ言いまくりの希望でプランを作ってもらうことになった。

・自転車やキャンプ道具がたくさん入れられる広い土間
・洗濯部屋とファミリークロークを近くにして乾燥機から直で服をしまえる間取り
・客間には布団もしまえる押し入れサイズの収納
・大型パントリー
・仕事で使うための防音室
・屋上は永遠の憧れ

なかなかのワガママ(笑)
これは建売じゃ絶対無理だでね。
それが東京の武蔵小金井〜国分寺あたりから徒歩圏内の建売よりもし安く手に入るなら最高だら?
もちろん具体的なプランはまだだで予算は確定しとらんけど総予算に対して工夫すれば無理じゃないプランですと設計士さんは言ってくれたもんで期待して1週間待つことにした。

大手ハウスメーカーはテレビなどのメディアで巨額の宣伝費をかけとったり、全国各地にモデルハウスを構えんといかん。
その費用はどこで賄うか?
大手の強みで資材の仕入れが安くなることはあると思う。
でもどっちがお得か考えれば答えは明らかじゃんね。

しかもいくら大手ハウスメーカだろうが実際に家を建てるのは大工さん。
30坪クラスの家は基本1人の大工さんが建てるらしい。
その大工さんが誰なのか把握出来とるのかどうかって物凄く重要だと思う。

そんな訳で我が家は地場の工務店さんに建ててもらうことに決めた。
実はもう一つ工務店の候補もあるんけどその辺りはまた次回にでも。


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