超失礼な建築士からの夢の秘密基地プラン

土地を仲介してくれた不動産屋さん自身の家を建てた工務店さんを紹介してもらい、初プランを提案してもらいにいったと前の記事に書いた。
たたき台としてはいいプランだったけど夢が広るようなマジックは感じんかった。

その原因について今日は触れてみる。

カミさんの同僚に湘南出身で自分の家も10年ぐらい前に湘南に建てた人がおる。
その同僚に湘南に戻ることにしたって話をしたらうちを建てた工務店さん最高だよと速攻で紹介してくれた。
その紹介には全くの利害関係がないじゃん。
だで話だけは聞きたいなと思って最初の工務店さんの初プランの提案を受ける前に寄らせてもらった。

約束の場所におったのは、建築家らしくないゆるーい人。
普通の工務店なら必ずやるような申し込み的な手続きもなしに、土地の情報を見ていきなり

「あー、ちっちゃい土地だね。これだとこれぐらいの家しか建てられないんだよね。」

と、まさかの反応。
「ちっちゃいってあんた失礼だろ!うちが必死で探してようやく見つけた土地にケチつけやがって!」

と一瞬思った(笑)
ちゃんと駐車場も作れて子供がおる家族でも住める家が建てられる土地だでね。
ワシの地元でこの値段出せば豪邸が建てられるぐらい広大な土地が買える。
逆に今住んどる世田谷区だと狭小しか建てられん土地すら見つからんけど。

この建築士さんの第一印象は最悪だった(笑)
でも話を聞いていくうちに、この人、かなり出来る人だなあと思った。
建築士だけど現場の事も全部一人で手配してやっとるような人だでとにかく知識とアイディアが豊富だった。

その建築士さんが建てた家の写真を見せてもらったら、たまたまネットで見かけてこの家いいなあって思った家だったりも。

どんな家に住みたいのかという具体的な話で盛り上がったけど、この広さじゃ普通ちょっと厳しいよねってのが常識。
確かに我が家が希望する家というのはかなりマニアックで要望が多い。
だでもう一つの工務店さんでは希望より一部屋少なくせんと無理と言われた。

でも、その建築士さんはなんの迷いもなく

「だったら〇〇にしたらいいじゃないですけ。やり方はいくらでもありますよ!

とまさかのサプライズ提案。
男子なら誰もが見た夢、そして諦める夢

「自分だけの秘密基地」が持てるのか!?

予算のことを聞いても
「普通の家なら〇〇万円ぐらい、だからあとこれぐらいあれば相当遊べますよ」
と余裕らしい。

その建築士さんのモットーが「家は最高のプラモデル!好きな事全部やろう!」的なゆるーいモットー(笑)
だでイレギュラーな対応が得意みたいなんよね。

でもそんなゆるい人だで断熱とか気密の事とかは興味なさそうだなあと思って一応聞いてみたら
「うちはセルロースファイバーですね。15年以上前に扱い始めた時はなんだこれ?こんなので断熱できるのかよ!って思ったんですけどね。自分の家でで使ってみたらこれいいんですよね。」
とまさかのセルロースファイバー!しかも自分の家で実証済み。

断熱気密性能をいろいろ調べとって、究極の断熱材はセルロースファイバーだと思っとったんよ。
断熱性能はもちろんギッシリミッチリ施工できるから気密性も高い。
それに加えて防音遮音性も高い夢の素材。
どの建築系ユーチューバーもおすすめしとる断熱材だけど、値段も高くて施工できる業者も少ないもんで縁がないと思っとった。
そしたらまさか目の前におるユルユルな人がセルロースファイバーの専門家だったという奇跡。

「とりあえず図面書いて3Dに落とし込んでみますよ。僕は見積もり細く出すので何を差し引きすればどうなるかわかりやすいと思いますよ」

ユルユルなのに見積もりは細かいとは!笑

いろいろ予想外な事を提案してくれる意外性ナンバーワンな建築士さんと出会った。

そんなこともあって、その直後に打ち合わせしたもう一つの工務店さんの初プランにはサプライズが足りないって感じちゃったんよね。
もちろん全然悪くない間取りプランだったんよ。
ワガママ放題の70%ぐらいは叶えてくれとったでね。
また来週更なる希望を伝えてプランを修正してもらって最終提案を受けてから契約するか決める流れ。

意外性ナンバーワン建築士さんがどんなファーストプランでどんな見積もりを出してきてくれるかは未知だけど、とにかくワクワクが止まらん状態です。

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