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社団法人神奈川県学習塾連絡会

公立高校入試制度の変更、プログラミング教育の必修化…子どもたちの「教育」はこの10年で大きく変わり、また向こう10年でさらに変化することが予想されます。今回は県西部に拠点をおく一般社団法人神奈川県学習塾連絡会へインタビューしました


会長 井上孝男様

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学習塾連絡会の設立

国内で受験対策を目的とした学習塾が広まったのは1975年頃といわれています。経済成長を背景に、受験・教育に対する感度の高まりに拠ります。しかし実際は、1990年代までは中学時代の成績で進学先が決められることが一般的でした。特に、私立受験に関する情報は少なく、受験生は十分な情報が無いまま試験に臨まざる得ない環境でもありました。

 そこで、私立高校と受験生との間の「溝」を、お互いの情報を通じて埋めるべく小田原で立上げた「進学相談会」が当連絡会の発祥です。生徒に十分な情報を提供し、本命への受験に集中できる環境を作ることが目的でした。いまでは、約40社の会員塾が相互の情報交換を通じて連携し、地域に密着した学習塾が県内各地で展開されています。

 私自身も、1985年より㈲学習社を運営し、小田原市を中心として県西地域の子ども達の「学び」を応援しています。

教室


子どもたちの教育事情

読解力が弱い子どもが増えたように感じています。問題を読み取り・理解し・解を導くことが苦手な子どもを多く見受けます。様々な要因があると思いますが、コミュニケーションと読書が不足しているのではないでしょうか。特に、読書は能動的に情報を取得し、文脈・文章をつなぎ合わせ、自分の中でストーリーを作ることを通じて情報のインプット・アウトプット(発信)能力の向上に非常に大きな役割があると考えています。語彙力や伝える力の向上も期待されます。

 書やリアルな生活で多くの人と接する機会が減ってしまっているのなら、ここの学習塾ならできる、そんな環境にしていきたいですね。


めざすビジョン

学校は一日の大半を過ごす場であり、社会的な基礎として位置づけられています。一方で、「学習塾」は学校では足りない部分を補う機能のほかに、強みをより伸ばす機能があると考えています。「勉強するだけの場」ではなく「何を目的に・どう解を導くか」自ら考える習慣を身に着けられる場にしていきたいと考えています。

また、夜遅くまで明かりがついていることもあり、地域インフラとしての役割もあると感じています。学校・家庭以外のサードプレイスとして、子どもたちの安全とともに成長につながる場にしたいですね。

エペルーム


湘南電力をはじめたきっかけ

東日本大震災が発生したとき、小田原は大きな被害は無いものの計画停電があり、改めて防災・安全・環境について教育者の立場から考えさせられました。エネルギーの作られ方やLED照明など、可能な範囲で自分たちで調べていました。

その一環で電力の切替を検討していたところ、地元の別の企業に湘南電力を紹介いただいたことがきっかけでした。コストカットによるメリットもありましたが、それよりも地産のエネルギーをつかい、地域で経済が循環し、間接的に地元に貢献できていることに一番の魅力を感じています。


湘南電力への期待

まだまだ地域の人に認知されていないと感じています。地域のエネルギーを使い、地域に貢献もできることって共感する企業や人は、この地域ではまだまだ沢山いるはず。よりエネルギーや経済面で地域貢献するために、ぜひ認知度を向上させ、多くのひとや企業を巻き込んでほしいですね!





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