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それでも変わらずたのしめてるよ

1ヶ月前、今日のホームゲーム、京都戦に行けることになって、喜び勇んでチケット発売日に張り切ってチケットを取った。

今年からレモンガススタジアム(レモスタ)の席の名称が変わったけど、事前にもう新しい名称もよく分かってるつもりだった。


なのに!

目上の人と行くにも関わらず、本来取る席とは違う場所の席を取ってしまった…。

という、チケットを取った日から私にとっては何となく引っかかって気になってた今日の試合。

その目上の人に、自分の不注意で予定とは違う席を買ってしまったこと、申し訳ないと思ってることを話して謝ったのはもちろん謝ったけど、当たり前ながらあんまりいい顔はしてなくて、正直今日の試合が怖かった。


コロナ禍でギスギスした人もいるし、もしも近隣の席同士でトラブルになったりしたらどうしよう、とか。

私は普段から、色んなチームの人に囲まれて過ごしてるから、たとえ隣に他クラブサポーターさんがいてもそんなに気にならないけど、比較的感情の波が激しいその目上の人との参戦で、どっちのチームのサポーターもいるエリアを取ってしまったのはまずかったな…と本当に反省した。


結果的に言えば、周りの京都サポさんもベルサポもいい人で、私はどっちのサポもいるエリアで見るのはなかなか普段ないので、リビングで他サポ同士がDAZN見てるような雰囲気で、目の前に実際のスタジアムのピッチが広がってるような感覚が新鮮に思えた。


すぐ後ろの列の学生の団体の人たちが、大声で騒いだり、前の列(私たちの席)に何回も物を落としてきたりして、その目上の人が「だいたい学生の年代の子たちはマナーが悪いよね」とちょっとイライラしてたみたいだったから、それには気を遣ったけど。

確かにその人たちは迷惑な面もあったけど、学生だから騒ぐとか、この年代だから人に迷惑かけるというのは、初めから色眼鏡で見た偏見かなと私は思う。

私よりはるかに何十歳も年上の人でも、マナーなどを守れてない人たちもいるから。

それはどこサポとかサッカーとか何歳とか学生とか、そういうことは関係ないんじゃないのかな。


チョウさんがレモスタに、相手クラブの監督として帰ってくる試合。

複雑な気持ちはもちろんあった。

ベルサポの中でも「いろいろあったけど、自分はチョウさんにたくさん元気をもらったから、たとえ相手の監督でも拍手する」「やっぱりパワハラは許されないと思う、だから拍手はできない」などいろんな意見があるんだと感じた試合前の数日。


私は、同じベルサポという立場でも、必ずしもどんな場合でも意見が合うとは限らないと思ってるので、チョウさんのことについても「そうだろうなあ…」と思った。


パワハラは確かに、事実なら大きな問題だと思う。私自身も明らかなパワハラに、これまでの人生の中で遭遇した経験もあって、だから「もしパワハラがあったとしてもしょうがない、全面的に盲目的に許すべき」と考えてるわけではない。

でも、誰もがチョウさんが実際に、その特定の人にパワハラとされる言動をしてるところを見てないと思う。

された本人の主張ならともかく、いくらサポでもその場にいなかった人が憶測でものを言うのはどうなのかなと思うし、私ならその場で見てない人に強く非難されたり、批判されたらとても辛いとも思う。


私は、前にチョウさんと会えた時に接したり、私の地元の話もしたりして、とても励ましていただいたし、元気もいただいてきた。

それは私が実際に自分の目で見て、自分の耳で聞いたこと。

人づてに見聞きしたことや、噂の類ではなく、自分自身がチョウさんと会いたくて平塚に“帰って”、実際に向き合って目を見て話して、チョウさんの言葉を聞いたからこそ、感じたことや分かったこともたくさんある。


パワハラを受けた本人からすれば、私のように、チョウさんが流経大さんのコーチや、京都さんの監督になってからも変わらず応援してる人を見ると、いい思いはしないかもしれない。

そうでなくても、チョウさんを良く思わない人にとっては、なんで?と思うかもしれない。


私は、他の意見や気持ちを批判はしない。ただ、私はチョウさんにこれまでたくさん助けてもらったし、チョウさんの言葉を自分なりに繰り返し考えて行動に移せたこともたくさんあった、それは自分の中でこれまでもこれからも、紛れもない事実だから。

だから、試合前の選手紹介で、京都さんのメンバー紹介の最後にチョウさんの名前が呼ばれた時、ハリセンでできる限りの大きな拍手をした。

ありがとうの想いを表せる貴重な機会だから。私にはこの行動しかなかった。

もちろん、チョウさんだけじゃなく元ベルマーレの選手のみんなには、ハリセンで大拍手。

ベルマーレでプレーした選手は、私にとっていつまでも応援し続けたい存在だ。


前半は、ベルマーレが押して押して、京都さんのシュートをゼロに抑えるほどだった。でも、後半になってウタカ選手がGKの股を抜く技ありゴールを決めたあたりから、だんだん嫌な流れになり始めた。

そんな流れを断ち切ってくれたのが、町野選手の同点ゴール!

三重出身の町野選手は、ゴール後忍者のポーズをしてた。現地ではあんまり分からなかったんだけど、やっぱり離れて暮らしてもふるさとはふるさとだよなあ、と思う。

三重の皆さんが、町野選手と同郷と知って応援してくれたらとても嬉しいし、町野選手にも、湘南に慣れても地元でプロを目指して頑張ってた頃の気持ちは、これからも忘れずにいてくれたらいいなと思う。

ベルマーレ以外でプレーしてる湘南っ子(湘南地域出身)の皆さんも、湘南のことを忘れないでいてくれたら嬉しい。

私の大好きなヒーローは、ベルマーレでプレーしたことはないけど、湘南出身だ。

この間、その選手のチームのホームタウンでガチャをできる機会があった時、一回でその選手が出てきた!!

そのキーホルダーを、密かに身につけてレモスタに行った。「(コロナ禍でなかなか本人は自由に帰省はできないだろうけど)帰省だね!」と思ったりして。

サッカーを通して、こうして湘南地域との縁が深まるのも本当に幸せなことだと思う。


その町野選手のゴールの後も、多々チャンスは作ってたけど、そのまま1-1のドローで終了。


試合後、ベルマーレの選手(当時も在籍してた選手)たちがチョウさんと話してるのを見た。ベルサポも試合後多くのサポが残って、チョウさんが来るのを待ってた。

そんなベルサポの前で、深々とお辞儀するチョウさん。どんな思いで頭を下げてたんだろうと思う。

何度も書くけど、パワハラがどの程度のもので、どれくらいの頻度、期間だったのかなど詳しい状況は、世の中のごく普通のサポには分かりきれない部分がある。

当時の在籍選手たちがチョウさんと話す時の表情。試合後じっとチョウさんを待ち続けたサポの姿。

本当にパワハラだらけの極悪人だったとしたら、多くの人たちがこんなふうに振る舞うだろうか?と私は思う。

他の人に強制はしないし、あくまでもどう思うかは自由で人それぞれ。

私は、これからも今やこれまでと変わらず、チョウさんを応援していきたいと思う。

また会えた時には、チョウさんにこれまでいただいた言葉を大切に生きてることを伝えたいし、できればその時には自分でずっと決めてる夢を叶えて、ずっとなりたかった自分になってから会いたい。


試合前も、街なかで「ベルマーレ頑張れよ!」と市民の方から声をかけていただいたり、試合後もスーパーで袋詰めしてたら(このあたりがきっと地元の子と思われる所以…!笑)「ベルマーレ勝った?」と思わず聞いてくる方もいて、これがホームタウンだと本当に嬉しく幸せな気持ちになった。


チョウさん。

いろいろあるけど、私は相変わらず遠方ベルサポ頑張ってます。

いろいろあるけど、スローガンの「たのしめてるか。」通り、毎日たのしんでます。

チョウさんの言葉を胸に、必ず自分らしく夢を叶えます!

ベルマーレで、孤独な時もきっとありながら、一生懸命闘ってくれてありがとうございました。

いつかベルマーレに帰ってきてほしいけど、ふるさとの京都でサンガさんと歩む毎日も、きっとチョウさんにはとても幸せな人生のページなんだろうなとも思います。


エンブレムがベルマーレじゃなくても、私はずっと応援しています!!

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