たばこ祭と七夕まつりと道灌まつり

この前、カナロコ(神奈川新聞)をネットで見てたら、秦野のたばこ祭が3年ぶりに開催される予定というニュースがあった。


たばこ祭というのは、かつて秦野がたばこの産地だったことから始まったお祭り。

今は禁煙化が進んだこともあって、たばこの栽培というより当時裏作でやってたそばの栽培の方が盛んになってるけど(そばは秦野の特産品の一つ)、もともとはたばこ生産者の慰労のために始まったお祭りというのを前に知った。

今年は9月24日と25日を予定してて、開催はするけどコロナ対策のため規模は縮小するという内容が載ってた。


「今年はたばこ祭やるみたいだね!」と神奈川に住むベルサポの知り合いと話してたら、「平塚の七夕まつりも今年はするみたい!」という嬉しいニュースも聞けた。


七夕まつりは平塚のお祭りで、昔、戦災からの復興を願って始めたのが由来。このお祭りにも県外からも含めたくさんの人たちが来る(もうこの「来る」という言い方と感覚が湘南人だと自分でも思う)。

もう何年も前に、確か商工会議所の方が「市民から広く短冊への願い事を募集します」という呼びかけをされてて、「遠方だったら代筆しますよ」と温かいお声がけもあって、「ベルマーレがある大好きな湘南にいつか住めますように」という内容の短冊をかけていただいた思い出もある。

今年の七夕まつりは、県外からは自粛してほしいということだけど、いつか行ってみたいなとずっと思ってる。こんなこと書いてるけど、実はたばこ祭も七夕まつりもまだ行ったことがない。


さらに伊勢原のお祭りの、伊勢原観光道灌(どうかん)まつりも3年ぶりに開かれることが決まったみたい。10月1日と2日の開催で、感染拡大防止のために規模は縮小しての開催になるそう。


私はそんなに歴史がすごく得意というわけじゃない。というより無理やり頭に詰め込んでテストを受けてた記憶しかない…(苦笑)

でも伊勢原に道灌まつりがある以上、湘南マニアになるには道灌さんについて知っておこうと調べてみたら、太田道灌という戦国武将で、江戸城を築いた人だとか。

これ、知ってて当たり前な知識だったとしたら、無知で申し訳ないです(道灌さん、ごめんなさい!)。


江戸城を築いた人がなんで伊勢原のお祭りの名前になってるのか?と思ったら、生涯を閉じたのが小田原だったみたい。


ワクチン接種後の副反応が重くて苦しむ人もいるし、コロナにかかった後も症状がなくならずに悩む人もいると聞く。コロナ感染者が下火になってきたからといって、それはコロナがなくなったのとは違うとは思う。

ただ、感染対策をした上で、こうして地元の伝統とも言えるお祭りが復活することは、とても嬉しいことで、地元の活性化や市民の気持ちの安定にもつながるんじゃないかとも思う。


周りの人たちが興味があるものとは全然違うものを大好きな人が、「なんでそれをそんなに好きなんですか?」と聞かれて、その答えとしてしっくりくる表現が難しいと話してた。

これ、私もすごく分かる気がする。


サッカーが大好き、まではすんなり「あー、そうなんですね!すごくそんな感じします(どんな感じ?笑)」で話が進んで行く。

「応援してるチームはあるんですか?」「はい!小さい時からベルマーレが大好きです!!」「そうなんですか。湘南のほうの出身で?」「いや、実は生まれたり育ったりは実際にはしてないんですけど、小さい時からベルマーレが大好きで、湘南地域はもうふるさとみたいです」「??もともとのふるさとじゃないのに、そんなに湘南が好きなんですか!なんでそんなに好きなんですか?」


言葉で表現しきれない気持ちがある。自分の“好き”を一番しっくり表せる言い方って何なんだろう。

私は湘南地域を大好きになってから、ずっと模索し続けてる。大人になった今も、その模索は続く。ただ、たとえうまく表現できなかったとしても、このお祭りの記事を読んだり、神奈川のみんなとこの話をできるだけでもう、とても幸せな感情に満たされる。

それが好きということなんだろう。


いつか湘南地域のお祭りにも行ってみたい。

特産物や歴史、地域の情報などにももっと詳しくなりたい。

そんな気持ちに、日々支えられて頑張れてる。

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