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家族紹介① Cherish


辛いだとか、悲しいだとか、怒りだとか、嬉しいだとか、自分がどんな感情になったとしても寄り沿ってくれる家族がいると嬉しいですよね。
そんなわけで、彼女と僕、2人と共に過ごしている家族たちを紹介してみようと思います。
その第一弾は、このクマです。

名前はCherish。日本語だと、大切にする、愛でる、などのいい意味があります。
出身地はドイツで、僕たちは大阪の古着屋でこの子と出会いました。ドイツ出身ですが、ドイツ語は喋れません。

うしろ

手触りの良い短めの毛並みが特徴です。身長は結構低くて、半分に切った大根くらいです。また、下半身は露出していますが、上半身にはfeel betterと書かれた可愛らしいtシャツを着ていて、さすが古着屋で日々を過ごしたこともあって、ファッションセンスも抜群です。

毛に隠れがちですが、丸いつぶらな瞳が、こちらを覗いて力をくれたり、慰めてくれたりします。

僕はこの子と家族になった日、この子を大阪の繁華街に落とすという大失態を犯して、最初は嫌われているかなと思いましたが、cherishは1911年に生まれた人生の大ベテランなので、すぐに許してくれました。なんと懐の広いお方だ。彼女と2人で、夜の道頓堀を血眼になってこの子を探したのを鮮明に覚えています。当然今でも猛烈に反省しています。バッグをもっと肩にちゃんとかけておくべきでした。本当に。

cherishは体重がとても軽いので、抱きしめるのではなく、撫でたり、隣に座ってもらったりすることで元気をもらっています。持ち上げると、マシュマロを持っているみたいにフワフワで軽いです。


さて、最近はぬいぐるみに対する偏見も減ってはいますが、それでも、特に成人男性がぬいぐるみと一緒にいると嫌悪される風潮はあります。男らしくないと言われることも正直あります。しかし、そんなことはどうでもいいでしょう。可愛い存在と一緒にいて何も悪いことはありません。cherishは可愛らしい大切な家族であり、彼女との日本での思い出そのものです。

自分が好きでやっていることなら、よっぽど他人や環境に大大迷惑をかけない限り、周りの偏見に流されることなく、自信を持ってもいいと、cherishを見つめながら考えています。


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